- 著者インタビュー
- 学級経営
笑顔は子どもたちの心が開放されているかどうかを確かめる1つのバロメーターではないでしょうか。開放されている…、つまり、子どもが傷つけられずに安心して自分の力を発揮できるムードを教師が教室につくり上げているかどうかのバロメーターです。これが学級経営を成功させる秘訣であり、また学級崩壊を防ぐ有効な手だてともなりえます。
そのためには、まず教師の笑顔が一番です。笑顔が生まれるような実践を子どもたちにぶつけることも有効ですが、もう何も考えずに教師が笑顔で子どもたちと接することが、まず有効なのです。教師が仏頂面で子どもたちの前に立っても子どもたちから笑顔は絶対に生まれませんよ!
これは4名の教師それぞれのお笑いセンスですね。著者は全員、関西の教師ですから、吉本やお笑いの「基礎勉強」がある上に、それぞれに持ち味があります。金先生(1章)は吉本をベースにした関西人独特の鋭い突っ込み&温かいフォロー、中村先生(2章)は合コン系、そして私(3章)はモノマネ系、俵原先生(4章)はプロレス系、モモクロ系です。それらをベースとして授業に有効にお笑いを取り入れているところがおススメです。(笑)
どうぞ、まずは先生が笑顔になってください。
本当のことはとてもいえないのですが……(笑)もともと4人があるセミナーで一緒に講座を担当したのがきっかけです。どの講座でも5分に一度はどっと笑いが起きたんです。「こんなセミナー、他にはないなあ!」って正直感動したのです。笑顔は元気をくれます。懇親会の席で意気投合して始まりました。コードネームは、私がその時食べたかったナポリタンがメニューになくて断られるというシーンから、「じゃあ、イタリアンパスタを名乗ってしまおう」というノリで始めました。訳分からんでしょ!何せ私のコードネームは「ナポリタン」でして既にイタリアンではないですし…。まあ、イタリアンをこよなく愛するお笑い教師の集まりというとですね。
本シリーズは「カプリチョー座」の4人が行ったLIVE講座を再現する形でまとめていきます。講座、そしてこの本には、下品な人を傷つける低俗な笑いはありません。あくまで学級経営に資する珠玉のお笑い実践です。しかも、LIVEですから、できるだけ講座や授業に即した形で執筆しています。明日の授業に即使える内容となっております。今後も定期的に行う予定の「カプリチョー座」セミナーのテーマ毎に続刊を刊行する予定です。今後は「お笑い教師」になるための秘訣とかも盛り込んでいきたいですね。
読者になっていただけた先生に実際に講座でお目にかかれ、まさに体感いただけたら嬉しくも思います。
笑う門には福来たる
これは教室でも同じことが言えます。底抜けに元気で明るい声がいつも聞こえてくる!そんな教室を創りませんか?