エンカウンターで“とびっきり”の道徳授業を!
2014/3/1 掲載
- 著者インタビュー
- 道徳
今回は諸富祥彦先生に、新刊『ほんもののエンカウンターで道徳授業 中学校編』について伺いました。
―まず初めに、道徳授業でエンカウンターを行う魅力について、改めて教えてください。
授業が活性化します。
主人公の「気持ち」を問うパターンの授業ばかりでワンパターンになってしまうと、マンネリ化してしまいます。
授業がイキイキする。子どもたちが乗ってくる。価値の大切さを活動を通して、実感的に学習できます。
―本書のタイトルは「ほんもののエンカウンターで道徳授業」ですが、「ほんものの」と強調されているのはなぜでしょうか?
形ばかりのエンカウンターの授業が増えていることに警鐘を発したいからです。道徳でエンカウンターをするなら、この本を読まなければ、と思える内容にしました。
―本書の中でも「エンカウンターの形だけを真似した授業」がしばしばあることに言及されていますね。では、このような「エンカウンターもどき」の授業に陥らないために、気を付けるポイントはなんでしょうか?
一番のポイントは、本気の自己開示による、気合いの入ったデモンストレーション(お手本)です。ほかにもポイントはありますが、それは本書をお読みください(笑)。
―本書を読んで、「道徳授業でエンカウンターに取り組もう!」という読者の方にメッセージをお願いします。
ポイントを押さえれば、道徳授業で、エンカウンターをうまく活用することができます。エンカウンターをするために道徳の枠を使うのではありません。質の高い道徳授業をおこなうための「一つの方法」としてエンカウンターを用いるのです。
ぜひ、本書をお読みになり、「ほんもののエンカウター」で道徳をおこなう力を身に付けてください。学年単位、学校単位で取り組まれると、さらにいいと思います。「エンカウターの道徳なら、〇〇先生に」と言われる存在になってください!
(構成:茅野)
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