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インプロとはインプロヴィゼーションの略で、日本語では「即興」と訳されています。演劇、音楽や美術、ダンスなどの芸術分野全般やコミュニケーションなどの表現方法の手段として用いられています。私の出会ったインプロは、「相手にいい時間を与える」「失敗することを楽しむ」という考え方が土台にあり、学びそのものを楽しむことができます。
インプロゲーム&アクティビティを行うことで、子どもたちは友達と一緒に遊ぶ楽しさや学ぶ楽しさを経験することができます。そして、遊びを通して、学習の土台となる主体性、対話力、表現力、共感力、判断力、自己肯定感を身体全体で身に付けることができます。
「ワンワード」と「4枚の写真(静止画)」です。
「ワンワード」とは、4〜5人のグループで言葉をつなげていき、一つの文章をつくるインプロです。例えば、最初の子どもが「校庭で」と言ったら、それに続けて「サッカーをして」「シュートを」「決めた」とグループで言葉をつなげていくというものです。
「4枚の写真(静止画)」とは、グループで協力して、ある一つの場面を身体で表現するものです。写真のように動かず、静止画で表現します。
「ワンワード」でつくった文章の一場面を「4枚の写真(静止画)」で表現する。友達と即興でつくったお話を身体で表現することを通して、様々なことが学べておススメです。
インプロをやると自然に相手とのかかわりが楽しみになります。焦ることはありません。身体で表現する活動がすぐにできなければ、まずは子どもの話を聴いてみましょう。無理せずにできることから始めましょう。
今、学校や教師には日々多くの難題が突きつけられています。忙しさや理不尽な要求に心が折れそうになる先生方も珍しくありません。そんなとき、インプロの「相手にいい時間を与える」「失敗することを楽しむ」という考え方は、心を穏やかにしてくれます。インプロゲーム&アクティビティを通して、自分を大切にするとともに周りの人を大切に思う気持ちが広がればと思っています。