- 著者インタビュー
- 教師力・仕事術
これまで行われていた、「軍隊型」指導から「チーム型」指導に転換する、「理論と方法」です。軍隊型指導では、教師の指揮命令のもとに生徒を動かしていました。そこに、生徒の自発性、主体性そして創造性はどの程度あったのでしょうか?生徒は、動かす「もの」ではありません。教師は生徒を生かす「こと」を考えなければならないと思います。その具体的な考え方(理論であり指導哲学)と方法が、「スポーツコーチング」になります。
「新しい価値観」が創造されることです!生徒と教師が一緒に取り組むことにより、これまで想像しなかったことが生まれます。その理由は、生徒と教師がお互いを人間として尊重することによる、「相乗効果」にあると思います。「立場が違うだけで、人間としては対等」という考え方で、みんなが部活動に取り組んだなら、「混乱を生む」と想像する方は、固定観念に自身を縛りつけていますね(笑)!
理論編は、「基本」になります。Q&Aは、参考にしていただくための、「一例」です。基本の内容は、スポーツコーチングの「根っこ(考え方、指導哲学)」にあたる部分と、「枝葉(具体的な方法論)」の部分があります。根っこを理解すると、それぞれの環境や状況に応用できます。Q&Aは、ほんの一例ですから、必ずこのような方法を取りなさい、という意味ではありません。教師のみなさんが実践する際の道しるべ、と理解してください!
あります!たとえば、授業、生徒指導、学級経営そして学校行事など多岐にわたります。なぜでしょうか?本書をご一読いただき、一緒に考えましょうね!建設的なご批判、生産的なご意見をぜひお寄せください!
教師が管理する軍隊型の部活動は、過去の遺物です。あなたが受けた指導だったから、みんなやっているから、他に知らないからといって安易な方法を取るのを、教育とは言いませんよね!生徒たちはみんな、「責任を持ち、みんなと仲良く、誰かの役に立ちたい!」と考えています!教師のみなさんが、継続的に自分の思考能力を研き、それを高める活動を率先しましょう!