- 著者インタビュー
- 外国語・英語
本書は、小学校で学習する語彙や表現を、"Learning by Doing"、使いながら身につけるアクティビティ集です。単元で扱っている語彙と表現を、本書の目次から見つけてください。ワークシートをコピーすれば、すぐにアクティビティができるようになっています。短時間学習でも45分授業でも活用できます。毎回のワークシートをファイルしていくと、学習記録となることはもちろん、絵辞書としても使えます。
児童が飽きることなく、「今日はどんなアクティビティだろう?」と、いつも新鮮な気持ちでアクティビティに臨めるよう、11人の教員が知恵を出し合い、様々なタイプのアクティビティを掲載しました。各学級に合った指導ができるよう、基本のアクティビティをアレンジする「バリエーション」も提案しました。掲載のアクティビティの多くは、汎用性をもっており、語彙や表現を変えれば、新たなアクティビティとなります。
教科となると、学習内容の「定着」が求められます。外国語(英語)科でいう定着とは、語彙や表現を単に暗記することではありません。語彙や表現をどんな場面や状況でも使えるようになることをいいます。そのためには、"Learning by Doing"、実際に使いながら学ぶことが大切と考えます。本書のアクティビティを活用することにより、英語を使う機会を増やし、語彙や表現の定着を図る一助となればと思います。
外国語(英語)が教科になっても、児童が楽しいと思う授業をすることが一番大切だと考えます。内容や活動自体の楽しさはもちろん、できなかったことができるようになる楽しさもあります。一度の授業で語彙や表現が身につくことは稀です。同じアクティビティを、パートナーを変えて繰り返し行い、児童には「できるようになってきた」「前よりできた」という「できた感」を味わってもらいたいと思います。本書が先生方の授業づくりのサポートとなることを願ってやみません。