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作文は、自分の書きたい内容をイメージし言語化する、特殊音節や助詞表記に気を付けながら文字に表す、漢字表記を考える、文脈を確認する、句読点など文の表記ルールをチェックする、など多くのことを同時進行で考え作業する必要があります。
読み書きの苦手さ、ワーキングメモリーの弱さ、イメージ力の弱さなどがあると作文は苦手になります。
テーマだけを与えて、「さあ、書きましょう。」では、何をどう書いていけばいいのか全く思い浮かびません。
作文を書くことで成功体験を積んでいくことが大切です。
そのためには、書き方の例を示しながら、短い文から長い文にステップアップしながら練習していくことが大切です。
・書く内容はできるだけ子どもの発想を大切にする。
・表記の誤りは、書いた後で子ども自身が見つける。
・できたところ、良かったところを認めていく。
作文は、書くことの積み重ねがないと上手にはなっていきません。自分のイメージを文章にする楽しさを経験させてあげてください。
漢字作文(低学年)では、三文を書くワークになっています。
1には、指定された漢字・熟語を使って文を書いていきます。
2の文は、1の文を読み返して、続きの文を書いていきます。
3の文は、自分の気持ちを入れた文を書くようにします。
このように、文の書き方を示してあげると、子どもは文が書きやすくなります。書き方が分かって、自分で文章を考えて完成させる。作文にも自分でできた達成感が得られる練習法が必要と考えます。
この作文ワークは、子ども一人で取り組むドリルではなく、保護者や先生方と一緒に取り組むワークであってほしいと思っています。
このワークでは、文章をイメージしやすいようにイラストを入れています。すぐに文章を書き始めるのではなく、絵を見たイメージを子どもの経験につなげて会話を楽しんでください。その中で思い出したこと、子どものつぶやきが作文の素になります。
自分のイメージしたことを自分の力で文章にできることは学びの喜びにつながります。作文が上手になるためには、自分の考えを言語化して、繰り返し書いていくことが大切です。
作文が「かんたん」で「おもしろい」と思えるように、この「作文ワーク」を活用していただけたら幸いです。