きょういくじん会議
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夏休みの部活動―教師にとってはボランティア?
kyoikujin
2007/8/17 掲載

 学校の夏休み、子どもたちと同じように、教師も長期休暇だと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際は出勤日には出勤していますし、さらに中学校の場合は、部活動の指導に励む教師も多いと思います。
 夏休みもあまり休むことなく練習している部活もあり、そのような部活動の顧問が、プライベートは二の次で部活に専念しているのは、教育者としての姿なのでしょうか。

 「教師の働きは時間管理に馴染まない」という理由で、基本的に「残業はない」ことになっており、部活動は、「特殊業務手当」となるようです。「週間東洋経済」が文部科学省、および中央教育審議会への提出資料をもとに作成したデータによると、部活動の対外試合の引率は1700円(約8時間)、部活動の指導は1200円(約4時間)とのことです。
 総合人材サービス会社インテリジェンスが6月に発表した賃金データの調査結果によると、5月のアルバイト98職種の平均時給は1000円前後…。部活動の手当て、少々安いような気がします。

 そのような現状を受けてか、スポーツ経験者など、教職員以外にも顧問が委嘱可能になっている地域もあるようです。 きょういくじん会議の記事「顧問の救世主? バスケの出張指導行います」でも取り上げています。
 しかし、教育委員会や自治体により状況は異なります。財政が影響するだけに、地域差が出てきてしまう懸念も考えられます。

 土日も夏休みもほとんど休みがなかった中学生時代の部活動を思い起こすにつれ、当時は鬼のようだった顧問の愛情に、今更ながら感謝します。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
36件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2007/8/17 10:55:03
    だから、何度も言っているとおり、学力向上や学校の諸問題解決のためには、部活動を廃止すべきなんです。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2007/8/17 23:10:07
    部活動は、人間形成していく上で大切なものです。
    廃止すべきとは、思いません。世間では、学力低下と叫ばれていますが、実際そんなことはありません。
    • 3
    • 名無しさん
    • 2007/8/18 21:14:46
    >>2
    学力低下がマスコミの入れ知恵であり、実際そんなことはないということは認める。
    それにしても、教材研究の時間を犠牲にしても部活動って、やらなきゃいけないの?
    人間形成って、部活動で育むものなのか?
    授業で、学力とともに人間形成をも育むために、教材研究に時間を注ぐべきではないのか?
    • 4
    • 名無しさん
    • 2007/8/18 22:05:28
    部活動のみで、形成されるとは言いません。
    学校生活全体のなかで育まれると思います。

    わざわざ、教材研究の時間を犠牲にして部活動に取り組む教師はいないと思います。
    <全ての教育活動>は、生徒たちにとって重要なものです。
    • 5
    • 名無しさん
    • 2007/8/19 0:46:29
    私は部活動で学んだこと、多かったと感じています。部活動でしかみられないクラスメイトの姿もありました。(良くも悪くもですが、最終的には良かったと。)
    • 6
    • 名無しさん
    • 2007/8/19 21:24:30
    中学校の部活とは違うのですが、高校野球を見ていると部活っていいなと思いました。
    • 7
    • 名無しさん
    • 2007/8/19 23:24:58
    >>4
    教材研究の時間を犠牲にして部活動に取り組む教師、いるでしょ。
    いるんですよ。
    さらに言えば、任命された部活動に時間を割かれた結果、私生活を犠牲にして教材研究をしている人はもっとたくさんいますよ。
    • 8
    • 名無しさん
    • 2007/8/20 21:17:59
    3・7← 様々な教師がいて、当然だと思いますが????
    • 9
    • 名無しさん
    • 2007/8/20 22:32:37
    >>8
    それじゃあ、議論にならないよ。
    • 10
    • 名無しさん
    • 2007/8/21 9:40:34
    スポーツできる環境ってのは用意しておくべきだと思うけど、なにも学校や教師に全部負わす必要はないんじゃないかと思う。
    顧問は保護者や地域からから出すとかすればよいのに。なり手がなければその部活は廃止だけど、それは保護者や地域が図らずも望んだ結果だし。
    • 11
    • 名無しさん
    • 2007/8/21 11:51:23
    廃止は極論では?
    • 12
    • 名無しさん
    • 2007/8/21 13:12:29
    でも実際に生徒数減→クラス数減→教員減で顧問が足りなくなって廃止される部活は結構あるから仕方ないんでない。
    • 13
    • 名無しさん
    • 2007/8/21 16:53:32
    教師のことばかり、批判してるね・・・・・
    • 14
    • 名無しさん
    • 2007/8/21 16:56:13
    夏休みのあり方を考えたほうがいいのではないか。
    • 15
    • 名無しさん
    • 2007/8/21 23:41:03
    >>13
    批判していないよ。
    部活を教師任せにするような世の風潮を批判しているんだよ。

    >>14
    7〜8月の間、教師はずっと夏休みだと思っているだろ。
    • 16
    • 名無しさん
    • 2007/8/21 23:49:19
    部活動は、学校生活の一環にあるからこそ、勉強との両立や友人関係、学校の団結力…社会生活に出て役立つことを色々と学べると思います。

    しかし、教師の負担は否めません。だからこそ、学校生活の一環で行いつつも、顧問(教師)とコーチ(外部委託)を分けて教師の負担を少なくしたり、顧問自体も教師以外を認める地域が出てきたのではないでしょうか。
    • 17
    • 名無しさん
    • 2007/8/22 0:05:32
    こんなのありました。
     先生の「夏休み」(1)
     土日も懇談や部活土日も懇談や部活
     http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20070821us41.htm
    • 18
    • 名無しさん
    • 2007/8/22 8:27:58
    ↑先生の「夏休み」(1)見ました。
    夏休み中も研修されているんですね。
    その中で部活動との両立はたいへんですね。
    委託することも、生徒たちにはよい刺激になるでしょう。
    • 19
    • 名無しさん
    • 2007/8/22 9:24:34
    団塊世代が大量退職するんだから、暇を持て余していて顧問やってくれる人はたくさんいそう。
    • 20
    • 名無しさん
    • 2007/8/22 10:28:47
    >19
    そうですね。
    野球部に天下りとか(笑)。

    でも冗談抜きで活用の余地あるかもですね。


    • 21
    • 名無しさん
    • 2007/8/22 17:25:49
    子どもにとっても先生以外の大人に触れる機会が増えるのはいいことですね。
    • 22
    • 都内中学校に勤めています
    • 2007/8/25 7:07:56
    中学校の部活動顧問を20年間行なっているものです。時には2つの部活の運動部顧問を同時に行なっていました。2つの部活動とも都大会までいきました。
    部活動で、生徒が学ぶことは大変多いです。それは事実です。
    しかし、我々教員の本来の仕事は授業です。その教科の教員として試験を受けて採用されているのです。では、自身の授業力を高める行動をどれだけしているのでしょう。”授業はこの程度”と思うのは間違いです。もっともっと我々教員は学ばなければなりません。自分は完璧だと思っている人ほど危険です。
    また、部活動を言い訳にして他の仕事を行なわない教員もたくさんいることも事実です。
    我々は本来その教科の免許を持っているわけですから、まずは授業でしょう。授業だけで、生徒を伸ばすことができているのかを自身の判断材料としなければなりません。

    部活動が生徒に必要であるかという議論と教員がどのように仕事を行なうかという事を分けて考えなければならないと思います。私は部活動を学校の活動でなく、別に責任者を決めて地域のクラブ活動として、教員が指導者としていくのは構わない(その場合の手当てはどうするのかというのはまた別の話)というようにするのはどうかと思っている。
    • 23
    • 名無しさん
    • 2007/8/27 18:26:41
    >22都内中学校に勤めています さん
    教科指導の能力を高めながらも、部活動指導もなさっている(しかも都大会出場)とは、脱帽です。
    • 24
    • 名無し
    • 2008/1/14 0:24:09
    中学、高校の部活の指導者は部活こそが生き甲斐と思っている人も多いのではないでしょうか。そういう人にとっては「ただでいいからやらせてくれ」が本音でしょう。いやいややっているような、情けない教師にはなりたくない、そう思うでしょう。
    部活も一流授業も一流そんな教師もいるにはいる。私たちはそこをめざすのだ。
    プライベートと仕事を分けて考えている人は、部活に時間をとられて家族と過ごす時間がないなどと泣き言をいうが、一緒に過ごすことが即家族を大切にしているなどと思わないほうがよい。
    自分を打ち忘れて(犠牲にして)仕事に打ち込んでいるほうが、よっぽど家族を大切にしているのだ。
    部活の指導に我を忘れて打ち込んでいる方が下手に教材を研究するよりずっと授業がうまくなると考えることだってできるのだ。
    • 25
    • 名無しさん
    • 2008/1/14 3:13:43
    やはり授業が本来の職務であり,部活動は将来的には社会教育へ写すべきだと思う。最近は事務処理が非常に多忙で,夏休み以外にもボランティア的勤務が常態化している。教職調整4%でごまかされている気がかなりする。それならば徹底的に勤務時間を守るか,管理職が残業勤務命令を出せる状態にすべきだ。いまは平教員も管理職も世間や教委の間に挟まれて身動きできない状態だ。
    • 26
    • 名無しさん
    • 2008/1/15 21:22:11
    >24
    論点がずれているかもしれませんが、部活に打ち込んでいる教師は熱心だから、授業にも熱心だと思います。生徒との信頼関係ができているということもありますね。
    • 27
    • 名無しさん
    • 2008/1/16 2:40:44
    子どもが中学1年になっていきなり生活が変わって驚いている保護者です。部活動、廃止にはしなくていいと思うが、長過ぎる。(平日の授業の後)夕食が8:00過ぎになる。不健康。土日も家族でゆっくりできない。夏休み中も多すぎる。もっとゆったりとさせてあげたい。知り合いはきちんと家庭を持ちたいから中学校から小学校の先生にかわりました。子どもにも先生にも負担が多すぎると思います。
    • 28
    • 名無しさん
    • 2008/1/16 8:51:57
    >27

    私が中学生の時、私生活や家族環境も部活動を選ぶ基準でした。(たとえば、「習い事をしたいから、活動が少ない部活にする」「スポーツ推薦を狙いたいから定評あるサッカー部にする」など。)
    ただ、お子さんにとっては、「○○がやりたいから○○部にしたい。」という気持ちが大きく、保護者としてはその気持ちを大事になさっているのだろうとは思います。
    • 29
    • 名無しさん
    • 2008/1/16 18:24:56
    授業も部活もきちんとこなせるスーパー教師もいるとは思いますが、全ての教師にそれを期待するのは現実的に無理じゃないでしょうか。立候補制にして、成り手がいない部活は外部の顧問を探す、という事にすればと思います。
    • 30
    • 教師の端くれ
    • 2008/7/18 3:07:18
    現実問題として…
    例えば帰りの会が4時30分に終わる日がある。
    教師の勤務時間は5時まで。
    部活動は30分でできると本気で思ってるのでしょうか?
    労働者(教師)のサービス残業を当て込んだ業務なんて、健全な民間企業では、まず有り得ませんよね。
    そのへんを解決しない限り、私は部活動など廃止すべきと考えます。
    • 31
    • 名無しさん
    • 2008/7/18 8:57:53
    最近では、講師の方も部活指導してらっしゃるとか…。
    • 32
    • 名無しさん
    • 2008/7/25 20:35:47
    部活があるから学校に行く、という教師も子どももいるはずと思います。
     でも、家庭を持っている教師が平日は部活残業、土日も部活で勤務、という状態が健全とは全く思えません。例えば、バレーボールの経験のない教師がだれも顧問がいないから、と顧問をおしつけられるようなことはないのでしょうか?





    • 33
    • 名無しさん
    • 2008/9/19 22:05:39
    >>32
    >例えば、バレーボールの経験のない教師がだれも顧問がいないから、と顧問をおしつけられるようなことはないのでしょうか?

     バレーボールに限らず、その競技の経験があってさらにきちんと指導できる教員が、その競技の顧問になっている方がむしろ稀です。
     そもそも教員免許取得や教員採用の時点で部活指導を考慮してないのですから…
    もし考慮したとしても、採用時から教科指導・生徒指導・部活指導全てをこなせるような人がいるでしょうか?
    それを定年退職まで、土日・長期休暇中も部活に費やしていって心身健康でいられる人がどれだけいるでしょうか?
    世の中確かにそれをこなす凄い人もいるでしょうが、教師なんだから皆そうでなければならないなんていうのは暴論以外何者でもないと思います。
    • 34
    • 名無しさん
    • 2008/12/10 20:31:21
    自分の学生時代、部活動を理由に授業の手抜きをする教諭はたくさんいましたよ。たぶん今も変わらないと思います。これが高校で放課後に補習授業をしている先生の場合になると内部はもっとドロドロしていたようです。

    放課後の補習授業で部活動への参加が遅れ、指導が不十分になる→
    生徒や親から「顧問が面倒を見てくれない」と不満が出る→
    補習授業を早めに切り上げたら合格率が下がってまた苦情が出る→
    合格率低下は生徒が可哀想なので、任意で休日も補習→
    しかし補習は「部活動扱い」にはならないので、何時間補習しても
    手当てはゼロ

    工業高校でも資格講習などが積極的に行なわれている昨今、
    上記のような板ばさみの教員は更に増えていると思います。
    • 35
    • 名無しさん
    • 2010/5/27 20:58:15
    夫が教員で、運動部の顧問をやっています。平日も残業で遅く帰って来て、持ち帰り仕事がある時もあります。
    でも、生徒の熱意の為に土日も部活を頑張っています。地方なので、1700円ももらえません。遠征で他県に行く事もあります。生徒が部費を払えない学校もあります。高速代、ガソリン代、自腹です。熱心に働けば働く程、お金がかかります。
    私は夫の過労死が心配です。(部活の役員とかでまた他県等遠くに出張などもあります。)でも、夫は部活に熱心で生徒の為に手を抜けない人です。
    この部活があるからこの学校に来たと言われれば、改めて頑張らねばと、他校と試合がしたい、強くなりたいからもっと練習したい、生徒に言われれば応えます。
    家族としては、夫が大事ですし、部活だけでなくとにかく忙しいので心配で心配で、不満で
    誰に言えばいいのかわかりませんがこの労働状況をどうにかして欲しいです。

    • 36
    • 名無しさん
    • 2010/7/9 2:14:40
    >>35
    既に「教育」の範囲を超えています。
    この生徒達が大人になって中高時代を振り返ったとき・・・、何も残っていないでしょう。キツイ練習と達成感だけは残るでしょうけど。
    若くて多感な時期こそ、色々な経験をしておくべきです。
    家族・友人で旅行に行った、感動する本に出会った等々、自転車で遠出するだけでも多くの発見が得られる貴重な時期です。
    部活もいい経験になるでしょうが、それだけで過ごしては非常に偏った人間が出来上がることでしょう。

    「この部活があるからこの学校に来た」という生徒がいるようですが、生徒の方が間違っています。中学・高校とは本来「(嫌な)勉強」をするところです。生徒に調子を合わせてはいけません。大学の体育学部でもない限りスポーツがメインではないはずです。生徒に「何しに学校に行ってるの?」と聞いて御覧なさい。「部活!」とは答えないでしょ。結果的にそうなっているにしても。

    部活に30人の生徒がいれば、30人全員が土日も参加したいって訳じゃない。大人でしょ?。一部の「部活命」の生徒に振り回されないように。
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