- きょういくじん会議
米国にある、重度の障害をもつ子どもの教育を行っている「The Bridge School」を経済的に支援するために、1986年から毎年開催されている、「Bridge School Benefit Concert」が、今年も来月、カリフォルニア州・マウンテンビューで開催される。
The Bridge Schoolとは?
「The Bridge School」は、重度の障害をもつ子どもたちのために、新しい道具や技術を取り入れて、特に自己表現やコミュニケーションを重視した教育を行っている、米国・サンフランシスコにある学校。
子どもの作品などを紹介する充実したHPや、様々なイベントの開催など、社会に向けて積極的なアピールを行っている。
こういった学校の活動を経済的な面から支援しているのが、「Bridge School Benefit Concert」だ。
世代を超えた多彩な出演者
このコンサートを中心になって運営しているのが、カナダ出身のベテランロック歌手、ニール・ヤングとペギー夫人。
実は、ニール・ヤング自身も幼少の頃、脳性小児麻痺を患い、彼の子どもたちも同じ病気を抱えている。
夫妻の呼びかけに応え、これまでも、ベテランから新人まで、数多くのミュージシャンがこのコンサートに出演してきた。
今年の予定ラインナップを見ても、ロック界の超大御所、ジェリー・リー・ルイスから、ヘビーメタルの重鎮、メタリカまで、非常に幅広い面々が顔を揃えている。
社会還元への高い意識
欧米の有名ミュージシャンが稼ぐ金額は、日本とは比較にならないが、こういった事業に参加して、社会に還元していこうという意識も非常に高い。古くは「バングラデシュ救援コンサート」など1970年代前半から、このような主旨のコンサートが根付いてる。
経済的な面での貢献も大きいが、若者への影響力が大きい彼らがこのような姿勢を見せること自体にも、よい影響が期待できると思われる。
- The Bridge School
http://www.bridgeschool.org/index.html
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