- きょういくじん会議
17日月曜日は敬老の日。おじいちゃんおばあちゃんへの贈り物を、子どもたちと一緒に考えている方も多いのでは?
オリコンの調査、“敬老の日、気持とともに贈りたいのは「洋服」”によると、「今年の敬老の日にプレゼントを贈る予定」と答えた人は、30.2%。この中で、「毎年贈っている」という人が19.8%だった。予算に関しては、「3000〜5000円未満」が36.4%でトップ。また贈りものの内容に関しては、おじいちゃん、おばあちゃんともに贈りたいものの1位が「洋服」だった。
そもそも「敬老の日」が始まったのは、一説によると1947年の兵庫県。野間谷村(現八千代町)の門脇政夫村長が、「老人を大切にし、お年寄りの知恵を生かした村作りをしよう」という主旨で、農閑期で気候も良い9月15日を「としよりの日」として定めたもの。その後、1950年からは兵庫県全体に広まり、1966年には国民の祝日として制定され、全国で祝うようになった。2003年からは、ハッピーマンデーの導入で9月の第3月曜日が「敬老の日」となっている。
当初「としよりの日」と呼ばれていた名称は、表現がふさわしくない、との声があがり、いったんは「老人の日」と改名された。その後、国民の祝日として制定されると同時に「敬老の日」と改められ、現在に至っている。
今年の敬老の日、仙台市では、敬老会を野外で開催するところがあるそうだ。というのも、10年ほど前から集会所に入りきらないほど高齢者が増え、敬老会を休止していた、とのこと。しかし住民の間では、「是非みんなで集まってお祝いしたい」という声が多く、初の「青空敬老会」になったわけだ。敬老の日の対象者が増加しているのは、仙台市に限ったことではない。記念品を廃止する町内会も増えている、と聞くと少し寂しい気もする。
日本人の2006年の平均寿命は、女性が85.81歳で22年連続長寿世界一、男性は79.00歳で世界第2位、と何れも堂々の長寿大国。元気に活躍するおじいちゃんおばあちゃんも多くいる。
「お年寄りの経験や知恵を生かそう」ということで始まった「敬老の日」も、現代ではプレゼントを贈って、「元気でいてほしい」「喜んでほしい」という想いを伝える日として変化している。今年の敬老の日は、ひとつ、おじいちゃんおばあちゃんの得意分野を伝授してもらう、というのはどうだろうか。
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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20070911/20070911_006.shtml - 宇ノ気中1年生、お年寄りモデルにスケッチ
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/20070914wm00.htm
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