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まだまだ寒い日が続きますが、春の高校生スポーツといえばまずは何といっても「春の甲子園」。それに先立って行われるのが、「春の高校バレー(春高バレー)」です。今年で39回目を迎える、バレーボーラーにとって「あこがれ」の舞台ですが、この春高バレーに関連して「コーチングキャラバン」というのがあるのをご存じでしょうか。
主催するFNSによると、「コーチングキャラバン」は、「元全日本選手や監督経験者を中心にコーチングスタッフを結成し、公募によって選ばれたフジテレビ系列28局のそれぞれの地区の高校に、半年程度の期間、そのコーチ達が“熱血指導”に行き、春の高校バレー出場を目指してコーチングを行うという企画」です。つまり、テレビで見ていたあこがれの選手から直接バレーボールを教えてもらえるわけです。これまでの担当コーチ陣は、テレビでおなじみの川合俊一さん、中田久美さんをはじめ、最近まで活躍されていた泉川正幸さん、青山繁さん、辻知恵さんなど、バレーボールを知っている人はもちろんのこと、バレーボールをよく知らない人にも有名な顔ぶれがずらりとそろっています。
テレビ局の企画のため、過剰に演出されてしまう部分もないとはいえませんが、それでも一流の選手からバレーを直接教えてもらえるのは、子どもたちにとって夢のような出来事でしょう。また、対象校に対してライバル心を燃やす学校もあるでしょうから、結果競技力の向上につながります。
ところで「部活」といえば、これまできょういくじん会議でもたびたび取り上げてきましたが、公務における顧問教師の負担増問題になっている難しいテーマです。ご存じのようにこの「コーチングキャラバン」のように外部コーチを招へいするケースも増えてきているようです。顧問の負担減のためもあれば、従来からあるように競技力をレベルアップするために行うケースもあるでしょう。大切なのは、その機会が子どもたちにとってできる限り公平に行われることではないでしょうか。先の「コーチングキャラバン」では、強豪校に限っているわけではなく、対象校は公募されています。しかしながらFNSの系列局がない県は対象外となっており、不公平の批判もありそうです。
とはいえ、とにかく大事なのは、部活が子どもたちにとって「大切」なものであり、貴重な「青春の1ページ」であることです。高校生にとっては先の「春高バレー」は夢の舞台。対象校を倒すもよし、一流のコーチについてもらって優勝をめざすもよし。企画の趣旨にもあるように「春高バレー」だけがすべてではないですが、ぜひ盛り上がってもらいたいものです。
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- 名無しさん
- 2008/2/27 17:23:34
メグカナに次ぐ、スター選手っているのでしょうか。 -
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- 名無しさん
- 2008/3/3 10:01:52
左利きのエースがほしいです。