こんな授業はいかが? 「北方領土」の授業
22日の産経新聞によると、岸田沖縄・北方担当相が東京都墨田区立竪川中学校を訪れ、北方領土問題をテーマにした公民授業を視察した。北方担当相がこうした授業を見学するのは初めてだという。
北方領土については、中国との尖閣列島、韓国との竹島をめぐる問題ともともに、いまだ解決しない領土問題として、ニュースでも度々報道されている。しかし次代を担うはずの子どもたちの中では、「国どうしのいざこざ」という程度の認識にとどまっているケースがまま見られ、その問題意識から、授業の教材として取り上げられ、公開もされている。
例えば、教育情報ナショナルセンター(NICER)の「みんなで作る教育実践事例」では授業実践「北方領土問題を考えよう」を公開。谷和樹氏の「北方領土を授業するサイト」では、授業プランが複数アップロードされており、「授業で使えるおすすめホームページ一覧」も掲載されている。
また、教育用の資料も豊富に提供されており、北海道では教育用の資料として北方領土教育用資料カタログを教師向け、小学生向け、中学生向けに分けて公開。外務省では、北方領土問題の経緯をHPに掲載し、『われらの北方領土』というパンフレットを配布。総理官邸キッズルームでも北方領土って知ってる?を公開してわかりやすく解説している。
15日に発表された学習指導要領案では、中学校の歴史分野の時数が現状の105時間から130時間へと、25時間の大幅増となり、近現代が2つに分割され、改訂の重点とされている。
現代につながる歴史授業として、中学校・小学校の社会科で「領土」を扱う授業に取り組んでみてはいかがだろうか。
- 北方領土問題対策協会
http://www.hoppou.go.jp/ - 北方対策本部 四島(しま)を日本へ―
http://www8.cao.go.jp/hoppo/index.html
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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コメントの一覧
1件あります。
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- 1
- 名無しさん
- 2008/3/5 20:49:07
北方領土、難しいテーマですね
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