きょういくじん会議
まじめなニュースからやわらかネタまで、教育のことならなんでも取り上げる読者参加型サイト
名探偵コナンで洞爺湖サミットを中高生にPR!
kyoikujin
2008/6/9 掲載
名探偵コナン 61

 開催まであと1か月をきった北海道洞爺湖サミット。さて、皆さんは、参加8か国をすべていえますか? 1回目のサミットがいつ開かれたか子どもに教えてあげられますか?
 外務省は、週刊少年サンデー連載の人気漫画名探偵コナンが、サミットを中高生向けに解説したパンフレットを制作し、無料配布しています。

 パンフレット「名探偵コナン−サミットガイド−」は、B5、24ページ。外務省のホームページでは、PDFまたはHTML形式で内容をみることができます。さっそく内容をみてみると、名探偵コナンのキャラクターが山の頂上(サミット)をめざして、山登りをしながら、サミットの歴史や洞爺湖サミットの主要テーマである地球温暖化などを紹介しています。
 これでサミットのすべてがわかるとはいいませんが、今の教科書よりも詳しいのは確かです。例えば、東京書籍発行の中学校の歴史教科書では、サミットについての記述は、「日本は、アメリカ以外の西側先進諸国との関係も強化し、1975年以降、サミット(主要国首脳会議)に加わり、その後も多くの国際会議に参加しています」のたったの3行ですから・・・。

 今回の洞爺湖サミットでは、地球温暖化を中心とする環境問題について、特に多く話し合われる予定です。バンダイネットワークス株式会社が4月に小・中学生を対象に行った「エコについてのアンケート」をみると、「エコ」「エコロジー」という言葉を知らない子どもは全体でたったの3.2%しかいなかったようです。そして、エコについての情報源の1位は、「学校の授業」(70.3%)で、2位は「テレビやニュース」(62.0%)でした。今回のサミットも、子どもたちの、エコ意識をさらに高めるきっかけになるかもしれませんね。

 日本でサミットが開催されるこの機会に、学校やご家庭でサミットやサミットで話し合われるテーマについて、少し話す時間を設けてみてはいかがですか?

 ちなみに、このパンフレットの入手を希望される方は、パンフレットタイトル、送付先住所、電話番号、氏名を明記し、同省国内広報課までファックス(03-5501-8128)で申し込むとよいようです。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの受付は終了しました。