最近は検定が流行? しているようですが、中には回を重ねる毎に受験者数が減少するものもあるようです。そんな中、今回ご紹介する「eco検定」は、今年7月20日の試験で4回目になりますが、環境問題への関心の高まりを受け、その受験者数は急増しているようです。
フジサンケイ ビジネスアイの2日の記事で伝えている通り、自己啓発や環境教育の一環として全社員で受験する企業があることや、環境意識が企業のイメージアップに繋がっていることから、就職対策として受験する学生も多いことが受験者数を引き上げている要因のようです。
そもそもeco検定とは、東京商工会議所が企画している環境社会検定試験のことで、合格すると「エコピープル」と呼ばれ、専用サイト「eco-people.jp」でエコピープル同士の情報交換や活動報告などを見ることもできます。こちらのサイトで掲げられている「エコピープル活動指針」は以下の7つ。
- 環境に関心をもつ
- 健康に気を配り、毎日の生活を丁寧に暮らす
- 多様な“いのち”を慈しむ
- 自然の豊かさを楽しみ、自然から学ぶ
- 地域コミュニティをともに創りあげていく
- それぞれの人や組織を認め、連携し協働する
- 限りある資源を大切にする
単に環境問題に敏感というだけではなく、いのちを大切にすることや、周りの人や資源に気を配ることが指針に入っていることは特筆すべきかもしれません。
検定の過去問題でも問われていた「エルニーニョ現象」や「ヒートアイランド現象」。新聞や報道で見聞きはしているものの、なぜそういった現象が起き、どのような被害が出るのか、今後はどうしたらよいのかまで考えることは少ないように思います。
皆さんの間でも「マイバッグ」の利用や、再生紙の活用など環境に対する意識は高くはなっているのかもしれませんが、さらに幅広く環境問題について学び、地域や環境に目を向けるきっかけとして、「エコピープル」を目指してみるのもいいかもしれません。そして、子どもたちにも学校の「総合的な学習」の時間などで身近なところから環境について取り上げ、その大切さ、尊さを教えてあげることができるといいですね。
企業が学生に求めることはもっと違うことのような。
旗振ってるマスコミがまず深夜放送と夕刊をやめろと。