きょういくじん会議
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環境を考え、水を選ぶ暮らしを―Water Planet 2008開催
kyoikujin
2008/8/10 掲載
Adaptive Governance And Water Conflict

 毎日暑い日が続いています。日差しも、アスファルトからの照り返しも強く、街中を少し歩くだけでぐったりしてしまいそうです。
 そんな中、アスファルトに囲まれた東京を中心に、マイボトルを持ってある場所(給水オアシス)へ行くと無料で水がもらえる、というキャンペーンが行われています。

 2004年にスタートした「Water Planet」キャンペーン。今年は『チェンジ・ウォーター! 〜水をえらぶくらし〜』をテーマに、イベントが行われます。このテーマには、「意識を変える」「暮らしを変える」「世界を変える」という3つのメッセージが込められているといいます。全国63か所の給水オアシスでは、地球規模の水環境の現実と問題意識の提示(意識を変える)や環境に負担の少ない水の使い方(暮らしを変える)、途上国での日本の企業やNGOの活動(世界を変える)などを紹介するブックレットが配布され、水に関する環境問題について学べるようになっています。

 蛇口をひねればきれいな水が出てくる―現代の日本人にとってはあまりにも当たり前のことです。環境問題が叫ばれるようになった近頃でも、日ごろから水について意識している人はまだまだ少ないのではないでしょうか?
 例えば、コンビニやスーパーなどでよく見かける500mlペットボトル飲料。わたしたちが1年間で使っているペットボトルは、1人当たりおよそ160本と言われています。ペットボトル飲料は製造や輸送に多量のエネルギーが必要であり、リサイクルするのにも更にコストとエネルギーがかかるため、環境負荷の面から問題視されています。外出時はマイボトルを持つ、という工夫1つでもエネルギーの節約に貢献できるのではないでしょうか。

 環境問題を考えるきっかけにもなるこのイベント、今年は東京を中心に、福岡や関西地区でも9月15日まで(一部8月31日まで)開催しています。お近くの給水オアシスをチェックして、炎天下のお出かけの際には、マイボトルを持って立ち寄ってみてはいかがですか?

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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