大盛況! 第6回基幹学力研究全国大会
2008/8/22 掲載
- きょういくじん会議
去る10日、11日の2日間、基幹学力研究会主催「第6回 基幹学力研究全国大会」が開催され、お盆前、10日は日曜日であったにもかかわらず、会場の筑波大学附属小学校の講堂は、全国各地から集まった約900人の先生の熱気に包まれた。
国語と算数の合同研究会のよさを活かした研究授業
この「基幹学力研究全国大会」では、毎回、国語と算数の合同研究会のよさを活かした研究授業が催される。
今回は、
- 同クラス(同じ児童)を対象にした国語、算数の連続公開授業
- 筑波大学附属小学校・算数科の田中博史教諭による、国語の研究を専門とする先生を児童役にした模擬授業
が行われた。
単に、国語と算数の授業を両方見るだけでなく、両者をさまざまな視点から比較することができるというわけだ。
白熱する研究協議会
多くの研究授業がそうであるように、「基幹学力研究全国大会」でも、各授業後には授業に関する研究協議会が行われる。ただ、この研究協議会では、授業を行った先生に対し、遠慮のない、大変厳しい意見がパネリストから続出する。
今大会でも、ある授業に対して、
「発問が曖昧で何を答えればいいのかわかりにくかった」
といったことから、
「そもそも教材の選択そのものが誤りではなかったのか」
といった授業の根幹にかかわることまで、授業に対して考えられるあらゆる批判が集中するひと幕があった。
ただし、パネリストも現役の現場教師であり、的外れな指摘には授業者からの激しい反論があるため、批判にはそれなりの覚悟が必要だ。
ちなみに、本年12月6日(土)には、新潟市立浜浦小学校で、同会としては初めての地方大会、「基幹学力研究新潟大会」が開催される予定だ。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
![](/common/img/banner/merumaga_w655h70.png)
コメントの受付は終了しました。