きょういくじん会議
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なりたい自分に近づくために―今注目の「靴」のチカラ!?
kyoikujin
2008/9/23 掲載
運動会の音楽 ベスト

 多くの学校で運動会が行われるのこの時期、子どもたちの間でウワサの、速く走れる「魔法の靴」が話題を呼んでいます。他にも、スタイルアップのための美脚モデルや子どもたちを笑顔にする手づくりデザインのモデルなど、なりたい自分を実現する「靴」が、注目を集めています。今回は、普段何気なく身につけているものですが、子どもたちの願いをくみ取り、国内外で進化する「靴」をご紹介します。

運動会で速く走れる?「魔法の靴」

 この時期、「運動会で速く走りたい!」という子どもたちの注目を集めているのが、まさに徒競走やマラソン大会で速く走ることを目的として開発された、アキレスの「瞬足」シリーズ

瞬足(シュンソク) 左右非対称ソールモデル SJJ1970 ブルー

子どもの足と、学校の校庭という環境の特徴を徹底的に研究し、左回りのコーナリングに強く、つまずきにくいなどの工夫を凝らした、左右非対称ソールなどの機能が搭載されています。スパイクの数が多く、特に立った姿勢からのスタートダッシュに強い「スタンディンググリッド」モデルや、外反母趾や偏平足を防止するつま先が広めの「ワイドタイプ」モデルもあります。

 毎年、軽量化やすべりにくさを強化するなどの改良が加えられ、2003年の発売から5年間で、累計販売は1000万足を超えています。「瞬足」と聞くと、男の子のイメージがありますが、女の子も負けてはいられません。女の子向けの「瞬足レモンパイ」シリーズも人気なようです。

 あまりの人気に、「みんなが瞬足をはいてしまったら…」という不安を抱かないためにも、靴に頼りすぎることなく、子どもが自信をもち、安心して参加できる準備をしてあげたいですね。

スタイルがよくなる「美脚組」

 また、「スタイルがよくなりたい!」という女の子をターゲットとしたアキレスの「美脚組」モデルも人気を集めているようです。19.5mmという、かかとが厚めの「スタイルアップインソール」が特徴。ジーンズなどに合わせると、脚が長く見える効果があり、人気だとか。かかとが厚いと、その分重くなるのでは?と気になりますが、重さは、20.0cmのもので片足わずか130g。これは、軽量化された「瞬足」と同じですので、通学にも快適に使えそうですね。

靴は人を笑顔にするキャンバス

 アメリカでは、靴に絵を描くことで、笑顔を与えている女子高生の、オリジナルデザインシューズが評判になっています。靴をデザインするのは、カリフォルニアに住むKatie Chabollaさん。音楽や映画、日本語の授業などが好きという彼女は、Vansのカスタムシューズを使い、地元の病院で、入院している子どもたちの靴に、何でも好きな絵を描いてあげるボランティアをしています。自分のインターネットサイトでも、1ペア150〜200ドルほどで注文を受け、今では世界中に発送しています。

 足がどんどん大きくなったり、自己の表現のしかたを考え始めたり、心身ともに成長してゆく小学生の子どもたち。はきやすく、自分を表現できるお気に入りの靴を見つけて、運動会などでもいきいきと活躍する姿を見せてくれるといいですね。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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