きょういくじん会議
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Xmasシーズン到来! 変わりゆく祝日の過ごし方(米国)
kyoikujin
2008/12/1 掲載
プラチナポインリースLXH000511

 収穫祭として知られるThanksgiving。その起源には諸説ありますが、1600年前半からの風習として、現在では11月の第4木曜日と定められ、米国では家族が集る大切な祝日となっています。この伝統的な祝日の過ごし方に、近年変化が表れているようです。

 米国では、このThanksgivingの連休からクリスマス、New Year's Eveまでの時期をホリデーシーズンと呼び、街や自宅、校内などはそれぞれのテーマに合わせた華やかな飾りで彩られます。

伝統的なThanksgiving

 毎年4〜5日の連休となるThanksgivingの定番は、七面鳥の丸焼きやパンプキンパイなどのごちそうをテーブルいっぱいに並べて、家族や友達など大勢で楽しく温かい時間を過ごすこと。そして、翌朝は各地で開かれる恒例のパレードをテレビや路上で見ることではないでしょうか。

 中でも有名なのが、Macy'sというデパートが主催するニューヨークの盛大なパレード(Macy's Thanksgiving Parade)。全米にテレビ放送され、高校のマーチングバンドや人気アニメキャラクターの大きな風船などが練り歩くこのパレードの終わりには、サンタクロースが登場し、クリスマスシーズンの到来を告げるのが近年の流行のようです。

 パレードの後は、早速クリスマスの買い物に…。このような定番の過ごし方が一般的ですが、一部の家族の間では、別のイベントで盛り上がることが定番になりつつあるようです。

新しいThanksgivingのカタチ

 26日のWashington Postによると、近年ではこの連休をフル活用して、ホッケーやフットボール、野球など、子どもたちや学生のチームを中心とした全国規模のスポーツトーナメントが各地で開かれるようになっているとのこと。同紙によると、全国規模のため普段経験できないハイレベルの試合や選手との交流があり、大学からのリクルーターが多く訪れるとあって、スポーツを愛する子どもの応援に、総出で遠征に出かける家族が増えているようです。

 スポーツチームのコーチをしているため、Thanksgivingは毎年家族をおいて遠征で出かけてしまう…という熱血なお父さんもいるようですが、普段は忙しくなかなか話をする時間がとれない家族の中には、みんなで車に乗り込んで会場まで行くドライブが、貴重な時間を確保するのにも、一役かっているようです。

 そろそろ冬休みやお正月の計画を考え始めている方もいるのでは。過ごし方は変わっても、家族との時間を大切にするということは、いつまでも変わらないものであってほしいと思います。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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