- きょういくじん会議
![300ピース 楽しい給食 33-028](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/514R9KAAG6L._SL150_.jpg)
子どもたちの元気を作る給食にも、今は地域の特色が生かされた献立がたくさんあるそうですね。北海道のジンギスカン、秋田のきりたんぽ、名古屋の味噌煮込みうどん、愛媛のみかんごはん(!) などなど、各地のご当地グルメは給食でもおなじみのようです。けれども逆に、給食の人気メニューがご当地グルメになっちゃったなんて話、みなさん聞いたことありますか???
11月29日付の共同通信の記事によると、三重県津市の学校給食で出されている津ぎょうざを新たなご当地グルメとして全国区にするべく、市民と行政が協力してPR活動に取り組んでいるそうです。
この津ぎょうざ、なんと長さ15センチもある特大ギョーザ! 学校給食担当の栄養士たちが考案したもので、満腹感と調理の手間を考えた結果のビッグサイズだとか。特注の大きな皮を使い、豚ひき肉や干しエビ、タマネギ、ニラなどが入った具だくさんの揚げギョーザで、津市市民交流課いわく「皮はバリバリで具はジューシー。とてもおいしくて、たれもいらない。ぜひ味わってほしい」とのこと。うーん、これは食べてみたいかも!
津ぎょうざは1985年から学校給食に登場し、それ以来子どもたちに人気のメニューであることはもちろん、卒業するともう食べられないだけに多くの津市民にとって懐かしの味だそうです。今後、気軽に家庭や飲食店で食べられるようになれば、市民に愛される立派なご当地グルメとして津市の顔になっていくのではないでしょうか。
最近は食材高騰などの影響で、給食でも提供されていたご当地グルメが廃止されてしまう地域も出てきているようです。しかしこれからもできるだけ、給食でも食べられる身近な名産・名物を通して、子どもたちの地域愛を養ってあげられるといいですね。
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