きょういくじん会議
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小学校にも広まる―福島発「やきとりじいさん体操」
kyoikujin
2009/1/30 掲載
年少以下ダンス・体操 音楽集

  「やきとり、やきとり、やきとりじいさん、毎日やきとりやきます〜」と歌にあわせて腕を大きく上げる―みなさんは、このやきとりじいさん体操をご存知でしょうか。11日の福島民報の記事によると、この体操が全国的に大きなブームになりそうとのこと。

 この体操は、桜の聖母短大講師の岡田麻紀先生により「楽しくダイエットする」ことを目的に作られ、動画投稿サイト「YouTube」で人気を集めました。25日の朝日新聞の記事によれば、小学校でもこの体操を取り入れているところがあるそうです。激しい動きや「うれし涙も悔し涙も明日を生き抜く糧になる」といった人生の教訓とも言える歌詞、一度聞いたら忘れられないメロディーに子どもたちも楽しく体操できるのかもしれません。

 この歌は本来、福島市の焼き鳥をPRするために作られたものでしたが、このような地域発の体操は、各地でも見られ、運動会や文化祭、体育の授業などで実施しているという学校もあるようです。そこで、いくつか、地域発の体操をご紹介したいと思います。

青森県:健康雪かき体操
青森県教育委員会が科学的・効果的な体力づくり対策として開発した体操。雪かきのような動作で筋力強化、ストレッチ運動ができます。
山形県尾花沢市:花笠ダンベル体操
尾花沢市で有名な花笠とスイカをモチーフとした「花笠ダンベル」を使った体操。子どもが行うと、姿勢がよくなる、集中力が高まるなどの効果が得られるそうです。
三重県伊賀市:忍にん体操
胸の前で両手の指を次々と組み替える精神統一法「九字法」やバランスを保つ「忍者のポーズ」というような忍者の動きと精神を取り入れた体操。市内の保育園でも行なわれているそうです。
静岡県:ロダン体操
静岡県立美術館で作られた、ロダン彫刻のポーズを真似した体操。この体操をすることで、ロダン彫刻の特徴を知り、ロダンがなぜそのような作品を作ったのか、考えるきっかけにもなると考えられています。小学校でも鑑賞プログラムとして使われることもあるようです。

 いろいろな地域発の体操があって楽しいですね。体操をすることで、体力向上だけでなく、地域住民とのふれあいの機会となったり、芸術鑑賞ができたり…さまざまな効果が期待できそうです。

メタボ撃退「やきとりじいさん体操」(YouTube)

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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