- きょういくじん会議
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みなさんは、PTAと聞いてどんなイメージを抱くだろうか。保護者の方は、「役員になったら仕事が大変そう」、逆に教員からは「保護者会に人が集まらず、役員を決めるのが大変」という声があがりそうだ。では、実際PTAとはどんな組織なのだろうか。
PTAって何?
PTAとは、Parent-Teacher Associationの略で、保護者と教職員による教育関係団体のこと。学校全体や子どもたちの利益となる活動を目的としたものだという。PTAは、基本的に、個々の学校ごとに組織されるものだが、各地に都道府県のPTA協議会があり、全国規模では、社団法人日本PTA全国協議会という組織がある。
日本PTA全国協議会は、全国研究大会を行ったり、毎年PTA実践事例集を作成したりとその活動は盛んといえそうだ。特に、毎年新聞などで報道される、子どもに見せたい番組や見せたくない番組の調査は、日本PTA全国協議会が行っている活動の中でも有名ではないだろうか。
各地のPTA事情
では、各地のPTAでは、どのような活動が行われているのだろうか。例えば、2008年3月25日の読売新聞の記事によると、福井市立大東中学校では、PTA教養部が主催した、保護者と教師が生徒になる「大人のための授業」が年1〜2回開かれているという。授業では、家庭科教師から「中学生が喜ぶ、お父さんにも作れる料理」を学んだり、消防署勤務の保護者を講師に、救急講習をしたりなどしているという。保護者と教員が気軽に話し合ったりし、結びつくことができる取り組みといえそうだ。
そのほかにも、学校を掃除したり、バザーをしたりとPTA活動は、さまざま。ただ、いろいろな活動は、保護者と教員を結びつけてもいるが、保護者の負担も大きいよう。今後、どのようにPTA活動を行っていくかは、学校と保護者が考えなければいけない問題だろう。
各地のPTAを取材した記事が、読売新聞の「教育ルネサンス」2008年3月〜4月にPTA再考というタイトルで連載されており、興味深い。
PTAから生まれたユニット
PTA活動を通して知り合った母親同士が、歌手デビューした、という例もある。二人組みユニットのコクーンだ。1997年にPTA活動で出会った二人は、2000年に自主制作でCDを発売。その後、2007年には、全国20か所でツアーを行うまでになったという。二人の歌は、聴いた人が涙を見せるということで有名だそうだ。「PTAにはかかわりたくない!」と、普段は消極的な保護者の方も、活動に参加することで歌手デビューにつながるかも?
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