きょういくじん会議
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ご存知ですか? 2月8日は「郵便マークの日」
kyoikujin
2009/2/8 掲載
チョロQ スズキキャリィ(郵便車) STD 40

 1887年の2月8日に当時郵政を担当していた逓信省が郵便記号を定めたことにより、今日2月8日は“郵便マークの日”とされています。

 2月8日に定められた郵便記号は、現在のものとは違い、「自今 (T) 字形ヲ以テ本省全般ノ徽章トス」との告示にみられるように、“T”でした。Tは郵政を担当していた逓信省(TEISIN)の頭文字と言われています。
 しかし万国共通の料金未納記号として“T”が使われていることがわかり、後から“〒”と変更されました。〒は単にTに横棒を加えたとする説、テイシンの“テ”を図案化したものとする説があるようです。郵便局をあらわす地図記号も、この「〒」を丸で囲んだものと定められました。

 では他の国の郵便局をあらわすマークはどんな形になっているのでしょう?

 フランスでは、郵便物を示す封筒のマーク。インドネシアではPを丸で囲んだもの、ドイツではなんとホルンの形になっています。これは郵便馬車が到着の合図に吹いた「ポストホルン」という楽器に由来しているそうです。このホルンのマークはドイツの他にも、多くの国で、郵便局を示すマークとして使われています。デンマーク、フィンランド、ウクライナ、ハンガリー、ポーランド…。同じホルンの形でも、デザインは国によって様々です。

 このような国によるマークの違いも、社会科授業の導入として触れてみるのも面白いかもしれません。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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