- きょういくじん会議
![赤ちゃん学を知っていますか?―ここまできた新常識](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4101455325.01.MZZZZZZZ.jpg)
7日の産経新聞の記事によると、「保育および育児支援のための『新・赤ちゃん学』入門講座」第7回講座(テーマ「姿勢・運動の発達」「子育て相談の心得」)が同日、東京で行われた。
「保育および育児支援のための『新・赤ちゃん学』入門講座」は、保育士や育児支援に携わる方などを対象に全8回予定で日本赤ちゃん学会と産経新聞社が共催している。
今までも、「赤ちゃんの視覚世界」「赤ちゃんの社会性」「赤ちゃんと言語」「赤ちゃんとメディア」「赤ちゃんと保育環境」「チンパンジーの子育てから学ぶ」などさまざまなテーマで最新の赤ちゃん研究に基づいた講座がもたれた。
日本赤ちゃん学会は、赤ちゃんを「科学する」というコンセプトのもとに2001年に設立され、医療、ロボット工学、心理学、社会学、霊長類学などさまざまな分野の専門家が赤ちゃんを核に研究を重ねている。
『赤ちゃん学を知っていますか?』(産経新聞「新・赤ちゃん学」取材班)によると脳科学の進歩にあわせて謎だらけだった赤ちゃんの研究が急速に進んだとのこと。本書では、その研究の一端が紹介されている。
例えば、このたび新しくなる小学校学習指導要領で「外国語活動」が小学5・6年生で必修化(週1時間)されたこともあり、塾などでの子どもの英語学習開始年齢は大幅にさがっているが、「外国語の学習はいつから?」「乳幼児の英語習得」など科学的にことばに関する研究を紹介する項があり興味深い。
今回開催された講座は保育者向けであったが、『脳科学を活かした授業をつくる―子どもが生き生きと学ぶために』(本田恵子)など脳科学を取り上げた教育書籍もみられるようになるなど、学校教育においても脳科学の最新の知見は取り入れられてきている。ダイナミックに学んでいく赤ちゃん、そして脳科学の知見を学ぶことは、クラスの子どもたちをよみとく一助となるやもしれない。
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