きょういくじん会議
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「クマのプーさん」の続編、10月に英米で出版へ
kyoikujin
2009/2/17 掲載
クマのプーさん (岩波少年文庫 (008))

 1年半ほど前にきょういくじん会議でもご紹介した「クマのプーさん」ですが、先月、すばらしいニュースが発表されました。なんと続編が出版されるというのです。原作者のA.A.ミルンも挿絵を描いたE.H.シェパードもすでに亡くなっているのにどうして? と言いたいところですが…。

 「クマのプーさん」と「プー横丁にたった家」の2冊から成る「クマのプーさん」シリーズは今から約80年前にイギリスで誕生した絵本です。日本語をはじめとする多数の言語に翻訳され、また、ディズニーがアニメ化したこともあって、世界中で親しまれるお話となっています。

 1月10日の産経新聞の記事によりますと、続編の題は「リターン・トゥ・ハンドレッド・エーカー・ウッド(100エーカーの森に帰る)」。今年の10月5日にイギリスとアメリカで出版されるとのことです。

 さて、気になる今回の続編の作者ですが、これまで「クマのプーさん」の音声CD版などを手掛けてきたイギリスの小説家・脚本家であるデーヴィッド・ベネディクトゥス氏がお話を書き、同じくイギリスのイラストレーターであるマーク・バージェス氏が挿絵を担当するとのこと。日本ではあまり知られていない方たちですね。お話や挿絵が今のプーさんのイメージからかけ離れてしまわなければいいなと思ってしまいますが、どうなるのでしょうか…。

 残念ながら、今のところ日本語版の出版予定は不明なのですが(前述の産経新聞の記事による)、イギリスではエグモント出版(Egmont Publishing)から、アメリカではペンギンブックス(Penguin imprint Dutton Children's Books)から出版されるということですので、待ちきれない方は英語版をお楽しみ下さい。

 子どもたちにも大人気の「クマのプーさん」。図書室に続編が仲間入りする日が早く来るといいですね。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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