- きょういくじん会議
![インターネットや携帯の危険から身をまもる (シリーズ・身をまもる)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/4591071138.01.MZZZZZZZ.jpg)
ちょっと調べ物…というとき、どのように必要な情報を検索していますか? 11日のAPによると、アイルランドのある大学生がオンライン百科事典・ウィキペディアの情報の確かさを検証するため、試しにウソの情報を書き込んだところ、その実験は大成功!? 欧米の複数メディアがそのウソの書き込み情報をもとに実際に記事を書いてしまったとか。インターネットの使い方について振り返ってみましょう。
この情報社会では当たり前ともなりつつあるインターネット利用。便利な反面、夏休みの宿題や課題レポート、研究論文などでも聞かれる盗用や、ネットいじめ、学校裏サイトなど、問題は後を絶ちません。
このような問題が浮き彫りになっているにもかかわらず、先月7日に公表された、シマンテックによる「ノートン・オンライン生活レポート2009」では、子どもがオンラインを利用する際、責任は子ども自身にあると考える親が日本では4割と12か国中で最も多く、逆に親に責任があると考える傾向は最も低いという調査結果が報告されています。使う本人に責任をもたせる以上、インターネットの安全な使い方やルールについて、しっかりと確認をしておきたいですね。
最近では、調べ学習のなどでの情報収集に、学校でも子どもがインターネットを使用する機会は増えつつあります。情報リテラシーやネットの安全な利用方法について、学校でも学習機会の必要性が高まっているのではないでしょうか。
インターネットの安全な利用方法について、子どもたちが無料で楽しく学習できるクイズやゲームを掲載しているサイトもありますので、いくつかご紹介したいと思います。
「ネット星みつけた!」(ネット利用の安全と未来推進会議)では、インターネット利用のための7つのルールを、ウイルスを撃退するゲームなどを通して学習することができます。また、スーパーメディアキッズ(NTT東日本)では、クイズ形式でインターネットを安全に使うルールを学ぶ「ネット安全教室」や、インターネットの上手な使い方を「スーパーメディア キッズ」たちの教室で一緒に学ぶ「インターネットってどんなもの?」などのコンテンツもあり、ホームページでは情報を得るだけではなく、発信することもできるということまで学ぶことができます。この機会に、子どもたちと一緒にご覧になってみてはいかがでしょうか。
普段何気なく使っているインターネット。その危険性をきちんと確認し、参照する情報や個人情報の管理には十分に気をつけて、大人も子どもも、ともに便利で快適なネット利用について考えていきたいですね。
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