きょういくじん会議
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太陽が一年で一番元気な日? 21日は夏至の日
kyoikujin
2009/6/14 掲載
100万人のキャンドルナイト

 21日の日曜日は、太陽がほぼ真上を通る、一年でもっとも日が長い夏至の日です。古代、太陽を神として崇めていた日本人。現在も各地で夏至に関するお祭りは行われています。またさらに、地球環境のために「100万人のキャンドルナイト」というイベントも最近では盛り上がっていますね。
 そんな夏至に関するお話を少しご紹介いたします。

 夏至とは太陽がもっとも北にきたときに起こる現象で、北半球では昼がもっとも長く、夜がもっとも短くなります。逆に、夜がもっとも長い日は冬至ですが、夏至と冬至では昼間の長さの差は4時間以上にもなります。夏至の日は、昼は長いのですが梅雨の時期にあたるので、残念ながら日照時間はそれほど長くないことが多いそう。
 一年を春夏秋冬に分け、それぞれをさらに6つに分けた期間である二十四節気の一つが夏至で、毎年6月21日頃になります。暦の上ではもう夏です。季語にもなっていて、高浜虚子や飯田蛇笏も俳句に詠み込んでいます。また季語には同じ夏至の意味で「短夜」というものもあります。
 冬至のかぼちゃのように夏至にこれを食べるという習慣は特になく、地域によって違うようです。カゴメの「知って得する豆知識」によると、夏至がくると農家は田植えで忙しくなり、その田植えが終わったあとに、関西ではタコ、高知ではうどんを食べる習慣があるそうです。

 夏至の絶景といえば、三重県の二見浦にある夫婦岩が有名です。夏至の日は、二つ並んだ夫婦岩の間から太陽が昇るのです。三重県には太陽神である天照大神がまつられている伊勢神宮があります。伊勢神宮と二見浦の夫婦岩に何か関連があるのかもしれません。

 100万人のキャンドルナイトは、夜に電気を消してキャンドルで過ごせば参加となります。
 イベントとしては、21日にgeshifes2009というライブが東京の代々木公園で行われたり、7月4日にキャンドルナイト in 都島が大阪の藤田邸跡公園であったりと、全国で400件以上あります。おうちでキャンドルを灯したり、お近くの興味のあるイベントにでかけたりして参加してみてはいかがでしょう。

 年に一度の夏至の日。たまには、季節の移り変わりや自然の動きを感じてみるのも、いいのではないでしょうか。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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