- きょういくじん会議
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先週は防災週間でした。関東近辺にお住まいの方は、8月に大きな地震を経験したことで、防災への意識が高まっているのではないでしょうか? 1日の防災の日には各所で大規模な防災訓練が行われましたが、個人でもできる携帯電話を使った災害対策に注目してみました。
緊急地震速報がケータイに―今秋からソフトバンクも
一昨年の10月から運用されている緊急地震速報。すでに導入されている学校も多いことと思われます。8月25日の誤報は記憶に新しいですが、昨年6月の岩手・宮城内陸地震に関する気象庁の発表によれば、速報を活用した避難も報告されており、その有効性も実証されつつあります。
この緊急地震速報を、携帯電話で受信できるのをご存知でしょうか? NTTドコモとauではすでに緊急地震速報を配信するサービスを実施していて、新機種の多くはこの機能を備えています。ソフトバンクも今秋から開始する予定です。
いずれも、専用の送信ルートから対象エリアの登録者に向けて、一斉に速報を発信するシステムで、事前に登録しておけば無料で利用できます。画面に速報が表示されたり、特殊な警告音が出るそうですので、一度、利用されているキャリアの緊急地震速報機能について調べておくのもいいかもしれません。
今のうちに試しておきたい―携帯電話の災害用伝言サービス
しかし、いったん大地震が起きてしまうと、被災地への電話が殺到するため電話がつながりづらくなることが予想されます。そんな時に知っておきたいのが、携帯電話から利用できる災害用伝言板と災害用伝言ダイヤルです。
災害用伝言板は、震度6弱以上の地震など、大規模災害時に各社のwebサービスのトップ画面に開設されます。伝言板に自身の安否情報を登録しておくと、安否を確認する側は相手の携帯電話番号から安否情報を検索できるというサービスです。家族などのメールアドレスを事前に登録しておけば、安否情報を一斉送信することも可能です。
現状では、相手が利用している通信会社を知っている必要があるのですが、今後は各社間の伝言板を自動検索するサービスも開始される予定です。
また、普段はiモードなどのwebサービスを使わないので操作が不安、という方は、災害用伝言ダイヤル「171」を覚えておきましょう。このサービスも災害発生時に運用され、センターを通じて30秒の録音メッセージをやり取りできるというものです。
どちらも便利なサービスですが、家族や友人間で効果を発揮するには、両者ともに各々のサービスについて知っておく必要があります。今回の防災週間を機に、災害時の連絡の取り方を家族で話しあっておくのもいいかもしれません。
また、各社の伝言板サービスおよび、「171」の伝言ダイヤルは毎月1日や防災週間などに体験期間を設けています(NTTドコモのみ毎月15日にも実施)。操作方法を確認するためにも、一度これらのサービスを体験してみてはいかがでしょうか?
- NTTドコモ 緊急速報「エリアメール」
http://www.nttdocomo.co.jp/service/safety/areamail/ - NTTドコモ iモード災害用伝言板サービス
http://www.nttdocomo.co.jp/info/disaster/index.html - au 緊急地震速報
http://www.au.kddi.com/jishin_sokuho/index.html - au 災害用伝言板サービス
http://www.au.kddi.com/notice/saigai_dengon/index.html - ソフトバンク 緊急地震速報の提供開始について
http://mb.softbank.jp/mb/information/details/090519.html - ソフトバンク 災害用伝言板サービス
http://mb.softbank.jp/scripts/japanese/information/dengon/index.jsp
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