きょういくじん会議
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あなたは「朝型」?「夜型」? 朝型生活の高まり
kyoikujin
2009/10/6 掲載
「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!

 コンビニエンスストアやファミリーレストランなど24時間営業している店舗はもはや当たり前になってきました。最近は深夜まで営業するスーパーも増えてきているようです。社会全体が夜型の生活へ向かうなか、にわかに「朝型」の生活へ注目が集まっているようです。

 インターネット通販のamazonのビジネス書ランキングには『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす』という書籍が6日現在、上位にランクインしています。むかしから「早起きは三文の徳」といわれますが、その由来は奈良時代のこと。朝、家の前に鹿が倒れていた場合、その家主が三文の罰金の支払いを命じられたようです。そのため人々が早起きをして自分の家の前の倒れた鹿を、隣の家の前に移動させたことからいわれはじめたとか。では、現代人における早起きの「三文の徳」とは何でしょうか?

朝食を摂る!

 「朝型」の生活で生まれるメリットとして思い浮かぶのは、朝食をきちんと摂ることができることです。朝に時間があれば、朝食を抜いたり、かたよった食事を摂ったりということはなく、バランスのよい食事をしっかりと摂ることができます。朝食の大切さについては、以前のきょういくじん会議の記事でも触れられており、農林水産省のめざましごはんキャンペーンのほか、「早ね早おき朝ごはん」運動など、朝ごはんへの見直しがさかんに行われています。

日光を浴びる!

 「春はあけぼの」と清少納言がいうほど、(春の)日の出というのは美しいものです。そんな日の出にお目見えできるのは、朝型の生活を送る人の特権といえます。日光が人間の体内時計の正常な働きに重要な役割をもつことは、よく知られた話です。日光を浴びることから、規則正しい生活が始まります。規則正しい生活といえば、先日メジャーリーグで、9年連続200本安打の偉業を成し遂げたマリナーズのイチロー選手は、毎日同じバッティングメニューをこなし、朝食にはいつもカレーを食べるなど規則正しい生活を送っているそうです。

脱夜型の取り組み

 子どもを連れた親の姿を夜の街で見ることはもはや珍しくなくなりました。社会問題視されている子どもの夜型化です。ACジャパン(旧公共広告機構)では、子どもの夜型が著しい沖縄での地域キャンペーンとして、子どもをもつ親に向け「子供達の睡眠を奪わないでください」というコマーシャルをテレビ・ラジオを通じて訴えています。
 一方で、子どもをもつ働くママのなかには、子どもと共に早い時間に眠り、朝早くから仕事をこなす朝型の方もいるようです。あなたのまわりにも朝型ママがいるかもしれませんね。

朝型になるために

 朝型の生活をおくるためには、目的意識と睡眠の確保が重要です。とくに睡眠は人間が生理的に求めるものですので、「いざ朝型!」と一念発起したとしても、なかなか難しいといえます。多くの方が、いわゆる「二度寝」の経験があるのでは? そんな二度寝の防止のためにも、最後にとっておきの目覚まし時計をご紹介します。その名も「BANCLOCK」。名前が示すように、貯金箱と目覚まし時計が一体化したものです。仕組みは簡単、コインを入れなければ、アラームが止まらないようになっています。これを使えば知らず知らずにお金も貯まって・・・、やっぱり早起きは「得」になりそうですね。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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