きょういくじん会議
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ボディパーカッションでクラスの団結力がパワーアップ!
kyoikujin
2009/10/30 掲載
DVD 子どものコミュニケーション能力を高める ボディパーカッション指導法入門(1)第1巻 リズム遊び リズムを打てばみんな友だち

 とび箱が怖くて飛べない、歌うとみんなとどうもリズムがちがっちゃう、上手に絵が描けない…そんな子どもたちの悩みを解決できる不思議な地下の空間があるらしい。

 その場所の名前は「ヒミツのちからんど」
 実は、これは土曜の夕方に放送されているテレビ番組(NHK教育)だ。ここでは「からだ」「音楽」「アート」の3つの分野を取り上げ、「ちからマスター」なるその道の第一人者が、「ちから」がアップするような必殺ワザを子どもたちに紹介する、というもの。

 このちからんどで、今度「ボディパーカッション」という活動が取り上げられる。「ボディパーカッション」は、手拍子やひざ打ちなど、身体を楽器にしながらみんなで音楽をつくり上げるというもの。活動の中で自然とコミュニケーション能力をアップできるのも魅力だ。小学校の音楽の教科書に「花火」と題したボディパーカッションが掲載されたこともあるので、取り組んだことのある先生も結構多いだろう。

 今回の「ちからマスター」は、ボディパーカッションの考案者である山田俊之先生。実は、このボディパーカッションは、1986年、山田先生が小学校4年生の学級担任の時に、「仲間に入りにくい子どもも一緒にできる取り組み」として誕生したものだ。現在、山田先生は各地でボディパーカッションを教育に取り入れた試みを紹介しているかたわら、北九州の小学校の教頭先生として日々子どもたちと接しながら、ボディパーカッションの実践を続けている。

 ボディパーカッションの魅力は、やはりなんといっても「体一つでだれでも楽しく取り組める」ということだろう。実は今回の収録直前に山田先生にお会いする機会があったのだが、その際にも、「体さえあればだれにでもできる活動。人間関係づくりがなかなか自然には育たない現代の環境の中で、ぜひ教育の現場に取り入れて友達との一体感を味わい、クラスづくりに役立ててほしい」とおっしゃっていた。 放送は11月7日18:50〜19:15のNHK教育テレビ。是非、ちからマスターからパワーをもらって、みなさんのクラスにも取り入れてみよう。

※ボディパーカッション指導法研修会案内

2009「ボディパーカッション教育」指導法研修会IN金沢
日時:2009年11月29日
場所:いしかわ総合スポーツセンター
問合せ先:専門学校金沢リハビリテーション・アカデミー
 FAX 076−280−8557
 e-mail kra@century.ac.jp

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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