- きょういくじん会議
「めんどくさい」「余計なことしないで!」さて、こんな言葉を旦那様、奥様から言われたらどう思いますか? 全国6559人の夫・妻にアンケートを実施したところ、ほぼ毎日イラっとしている主婦が23%にものぼるという記事が、11月7日発行のサンケイリビングに載っていました。最初の言葉は、イラっとする言葉の一例。この他にも「俺は働いている」「おかず、これだけ?」という言葉が、妻がイラっとする言葉のランキング上位に、また、「何回言ったらわかるの!」という言葉や無視するといった妻の態度に夫がイラっとする例があげられています。
その一方で、「あなたは夫婦喧嘩をしますか?」とのアンケートには、3人に1人がほとんどしないと回答するという意外な結果になっています。イラっとはするものの、子どもの手前、喧嘩になる前にグッとこらえている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その予想を裏付けるようにBenesse教育研究開発センターの第3回子育て生活基本調査(幼児版)によると、家庭でのしつけや教育方針で「子どものまえでは夫婦喧嘩をしないようにしている」が30.9%と割合高い率を占めています。また、「乱暴な言葉やきたない言葉を使わせないようにしている」も61.8%と上位になっており、親の言動が子どもに与える影響を十分に感じている方が多いとも言えるのではないでしょうか。
喧嘩はしなくても、相手をイラっとさせる態度・心を傷つける発言に子どもは敏感に反応するもの。家庭内にいつも緊張感が漂い、家族関係がぎすぎすしていては、一番安心できるはずの自分の家で心を休めることもできなくなってしまいます。また、親と同じように、学校でも気に障ることがあると友達にきつい言葉を使ったり、相手の発言・存在を無視するなどいじめにも発展する可能性があるように思います。
一緒にいる時間が長い家族だからこそ、お互いに本音で話しあうことはよいかもしれませんが、相手の立場を考えて「余計なことしないで!」ではなく、「ありがとう。でも、これは私がやるわ」などちょっと言い方を変えたり、無関心でいることなく相手の話を聞いてあげることが家庭円満の秘訣なのかなと、自分自身にも置き換え、ちょっと反省しました。
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