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みなさんは「イクメン」「カジメン」という言葉をご存知でしょうか。1月27日の毎日新聞の記事によると、長妻厚労相が、男性の育児・家事参加のためこの言葉を流行らせたいと述べたとか。ただ、大臣に言われるまでもなく、巷ではすでに定着しつつあるようですね。
育児もオシャレに―イクメンのこだわり!?
イクメンとは、育児に積極的な男性(メンズ)のこと。以前のきょういくじん記事でも、男性向けの父親講座が人気とお伝えしましたが、育児を楽しむ、というのがイクメンの基本コンセプトのようです。まずは形から、ということなのか、近年男性向けの育児用品が増えてきているのだとか。
例えば、ベビーカーやスリング(抱っこ紐)といった定番商品は、男性が使用しても違和感のないように、黒や紺・茶といったユニセックスなカラーが用意されるようになりました。
また、育児用バッグといえば、「マザーズバッグ」でしたが、今では「ファザーズバッグ」と銘打って販売される商品もあり、父親の積極的な育児参加が珍しいものではなくなっていると考えられます。
男性らしい工夫としては、ベビーカーのカスタマイズ。ベビーカー用のおもちゃはもちろん、ハンドル位置を高くしたり、携帯用スピーカーを取り付けて音楽が楽しめるようにしたり。どうせやるならとことん楽しもうという様子が伺えます。
家事だってお手のもの―カジメン増殖中
また、イクメンにしばしば共通するポイントとして、彼らはカジメン(家事をするメンズ)でもあるということがあげられます。子どもが生まれたことをきっかけに、カジメンになるという男性も多いようです。特に、料理を好む男性は多く、離乳食を作ったり、休日には冷蔵庫にあるもので手早くランチを作ったり。いわゆる“男の料理”とは違い、効率や後片付けのことまで考えられた手際のよさだそうで、「男子厨房に入らず」という時代がいよいよ終わったことを象徴する存在ともいえます。
2月21日の朝日新聞の記事によると、料理をするパパを見るからか、おままごとに興味をもつ男の子も最近増えてきたとか。いずれカジメンとなるのかも!?
家族をつなぐ、イクメン・カジメン
共働きの女性にとって、イクメン・カジメンはもちろん大歓迎ですが、そうでない女性にとっても、積極的に育児・家事に関わってくれるパートナーの存在は、心強いものです。父親が育児・家事に積極的であればあるほど、出生率は高まるともいわれています。
核家族化に伴って、気軽に育児相談のできる人が身近にいない場合に、子どもを産む/産まないを決めるのは、育休取得や保育所の問題以上に、家族の育児・家事に対する姿勢のように思います。子育てという時間の共有を楽しむことで、夫婦・家族の絆も深まるのではないでしょうか。イクメン・カジメンが、単なる流行語ではなく、新しい父親像として定着するといいですね。
- ネオパパクラブ(NeoPaPaClub)
http://neopapa.jp/index.html - 第2回スタイリッシュパパコンテスト(ベビービョルン)
http://www.babybjorn.jp/Japan/About-BabyBjorn/cool-daddy-winners-japan/ - コロラド発! ダッドギアのファザーズバッグ(All Aboout)
http://allabout.co.jp/children/babygoods/closeup/CU20090706A/ - 正しい使用方法を―スリングで脱臼の恐れ(2009/2/9)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/kaigi/?id=20090035
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