きょういくじん会議
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DCD―おもちゃについているカードは何?
kyoikujin
2010/4/20 掲載
仮面ライダーバトル ガンバライド セブンイレブンディケイドキャンペーン全10種セット 【プロモ】 No.P-021〜030

 子どものおもちゃなどに、ゲームで使える「カード」がついているのを、みなさんご覧になったことがあるでしょうか。

 幼い子どもがはまりやすいテレビヒーロー。「ウルトラマン」や「仮面ライダー」、「戦隊もの」は、時代を経ても変わらず人気があります。

 このウルトラマンや仮面ライダーなどのおもちゃの一部に、いつからか「カード」がつくようになりました。これは「DCD(データカードダス)」と呼ばれるもので、潟oンダイが発売している、バーコードつきのカードを読み込ませて遊ぶアーケードゲームで使えるもの。ゲームは1回\100で、読み込ませたカードのキャラクター同士をバトルさせるものが主流。カードのみも買える形になっています。

 ウルトラマンの主に初回出荷のフィギュアなどには、ウルトラマンや怪獣のカードで遊べる「大怪獣バトル」で使える限定カード。仮面ライダーのフィギュアなどには、仮面ライダーのカードで遊べる「ガンバライド」で使える限定カードがついています。また、戦隊ものに関してもこの3月から「ダイスオー」が登場。現在放映されている「天装戦隊ゴセイジャー」関連グッズにカードがついており、人気を呼んでいます。

 カードゲームをしている子どもにとっては、おもちゃが欲しくなり、おもちゃを持っている子どもにとってはゲームをやってみたくなる。親にとっては何とも悩ましい戦略。
 近頃では、フィギュアや変身アイテムだけでなく、CDやDVDに同封する形や、ソーセージのおまけなどにも、ゲームで使えるカードがつくようになりました。ソーセージなどには、昔からカードやフィギュアが付録としてついているものはありましたが、それがゲームで使えるとなると、意欲も増すのでしょうか。
 また、イベントや公演などでも“限定カード”が配布されることがあり、それを目当てに訪れる子ども・家族も多いようで、集客の重要な要素となっています。

 相乗効果とコレクター魂をあおるこの販売戦略、携帯ゲームでもらえる限定アイテムの為に旅行してしまう方も少なくない昨今、昔仮面ライダーなどにはまった記憶のある大人にも効果的?なのかもしれません。
 どちらにしてもお金がかかるものですので、子どもも大人もはまるのはほどほどに、が「鉄則」です。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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