きょういくじん会議
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親子で鉄分多め? 今、「ママ鉄」がブーム
kyoikujin
2010/6/7 掲載
子鉄&ママ鉄の電車ウォッチングガイド 東京版 (エイムック 1770)

 電車の運転席をじっと眺めている子、電車の名前をたくさん暗記している子、電車の模型をたくさん持っている子・・・。男の子は、小さい頃から乗り物が大好きですよね。お父さんも一緒になって楽しんでいる姿はよく見かけますが、今は、子どもと一緒に鉄道ファンライフを満喫しているお母さんも増えているようです。

 その名も「ママ鉄」。1日の毎日新聞の記事でも紹介されていましたが、「ママ鉄」は、鉄道好きな女子=「鉄子」が母親になったことを言うのではなく、子どもの影響で鉄道好きになった母親のことをそう呼ぶそうです。

 そのためか、鉄道写真を撮りに遠方まで出かけたりすることもなく、知識も豊富ではないという、ちょっと鉄分が少なめなことが傾向としてあげられるようです。家の近くで電車を見たり、線路の見える飲食店で食事をしたりとリーズナブルな親子の楽しみを見つけているとも言えるかもしれません。

 また、目的地までマイカーではなく、あえて電車で出かけることで、環境にも優しい上、景色を見ながら親子の会話を楽しむこともできますよね。電車の中では静かにする、お年寄りには席を譲るなど公共の場でのマナーを子どもに教えることにもつながるのではないでしょうか。さらに、切符を買って電車に乗るということは金銭教育にもなりますし、目的地までどこでどの電車に乗り換えたら着くのかを考えさせることも、楽しみながらできる勉強と言えるかもしれません。

 そんな賢い「ママ鉄」が集まるスポットや親子で楽しめる場所をナビしてくれるママ鉄本も出版され、公式ホームページも人気を集めているそうです。いつもはお父さんに任せていた電車ごっこや電車でのお出かけ、たまにはお母さんも参加してみると、意外に楽しいかもしれません。さあ、子どもとの新しいコミュニケーションを探しに「出発進行」しませんか?

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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