- きょういくじん会議
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今も昔も、子どもたちの心をひきつけてやまないロボット。この記事をお読みのみなさんの中にもかつて「鉄人28号」や「機動戦士ガンダム」に夢中になった思い出をお持ちの方、いらっしゃるのではないでしょうか。
7月10日土曜日より、青森県立美術館にて「ロボットと美術」展が開催されます。
歴史のなか、人々を魅了してきたロボット
ロボットと聞いて思い浮かべるもの、どんな形をしていますか。漫画やアニメーションの中で出会ったロボットたちや、CMでおなじみの「アシモ」くん、最近では家庭用お掃除ロボットなどもありますよね。ロボットは子どもたちのお絵かきにもよく登場しますが、多くは人に似た形をしているかと思います。
「ロボット」という言葉が生み出されたのは1920年のことですが、人の形をしたうごくもの、というモチーフは古くから神話や物語に出てくるようです。大昔から、「ひとがた」という概念は、人々の想像力を駆り立てるものだったのでしょう。
20世紀初頭に新しい科学技術や芸術運動の盛り上がりと結びついて、一躍スターとなったロボットは、現代に至るまで、産業、医学、文学、演劇、芸術など多様な分野に大きく影響を与えてきました。「ロボットと美術」展では、ロボットが実に様々な角度からとらえられており、科学技術と芸術、また身体観についても考えさせてくれそうです。
親子で楽しもう
この展覧会、ロボットだけあって、もちろん子どもたちも楽しめる内容になっています。
夏休みイベント「こども美術館デー」と同時開催で、中学生以下は常設点含めて全館が無料で鑑賞できます。
また、会期中には、「ロボットと美術」展に関連した子供向けイベントが多数用意されています。「ロボットプラモを作ろう!」「ロボットイラストの描き方」など、とても楽しそうなワークショップがすべて無料で行われるようです。
青森県立美術館は常設展を含め、とても親しみやすい美術館ですし、夏休みのお出かけスポットとして候補にいれてみてはいかがでしょうか。
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