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交友関係を広げるツール!? ポケモンの効用
kyoikujin
2010/9/29 掲載
ポケットモンスター ブラック

 オリコンのランキングで親が選ぶ『子どもに安心して与えることができるゲーム』の第1位に輝いた「ポケットモンスター」ですが、新作の『ポケットモンスターブラック・ホワイト』が18日に発売され、1週間で255万本という最速最多の売り上げを記録したとポケットモンスター公式ホームページで発表されました。お子さんのまわりでも、最近はポケモンの話題で持ち切りなのではないでしょうか。

コミュニケーションツールとしてのポケモン

 上述の「子どもに安心して与えることができる」理由としては、「残虐ではなく、多くのキャラクターと仲間になり、成長させていく過程で目標を持ち、工夫しながら遊べる。」という意見が取り上げられていました。このように、ストーリーを通じて達成経験を味わうことが醍醐味であることは間違いありませんが、今作の『ブラック・ホワイト』では、「友達と協力して目標を達成する」ことに主眼を置いた工夫が多く盛り込まれました。それに伴って今作から取り入れられた機能に、テレビ電話に似た「ライブキャスター」や、「あんしんメール」などがあります。
 「あんしんメール」とは、「こんにちは」や「うれしい」など、既に登録されている定型語句を組み合わせてつくった文章を相手に送るメール機能のことで(自動で英語に翻訳して送信する機能もあるそうです)、携帯電話をお子さんに持たせることに抵抗がある親御さんでも、安心してお使いいただけるのではないでしょうか。一人で部屋に閉じこもってゲームにふける、というゲームに対するディスコミュニケーションのイメージを打ち破ろうとする新しい試みだと思います。

大学でポケモンゲットだぜ!

 JR東日本が主催する「ポケモンスタンプラリー」といえば、すでに夏の風物詩としてお馴染みに感じる人も多いのではないでしょうか。このスタンプラリーを始めとして、ポケモンは多種多様なコラボレーションをしています。10月からは全国の大学の学園祭にて限定のポケモンを配信するそうで、これはお子さんが大学を実際に見学する良い機会にもなることでしょう。お子さんにせがまれてコラボ企画を回るうちに、様々な経験ができることが期待されますね。ポケモンを通じて行動範囲が広がり、また健全な交友関係も広がることになれば、ゲームの新たな活用法となるかもしれません。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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