- きょういくじん会議
16日のJAXAのプレスリリースによると、はやぶさのカプセル内にある微粒子の起源について、小惑星イトカワ由来のものが1500個ほど含まれていることが発表されました。小惑星からのサンプルリターンは、世界初の快挙です。
そこで、数多くある「はやぶさ」グッズの中から、子どもたちと一緒に楽しく学べるものをいくつか紹介します。
はやぶさがテーマのテーブルゲーム
有限会社ワンドローが発売する「はやぶさ君の冒険」というテーブルゲームは、はやぶさのミッションを追体験するというもの。プレイヤーどうしが競い合うようなゲームとは違い、全員でミッションの成功のために協力して取りくむゲームです。「人生ゲーム」のような全くの運任せゲームではなく、ピンチを切り抜けるために相談したり、知恵を絞ったりするようなゲームになっており、はやぶさの旅の困難さを実感しながらも、子どものコミュニケーションスキルや思考力の向上も期待できそうです。
はやぶさのプラモデル&ぬいぐるみ
青島教材文化社では、はやぶさのプラモデルを販売しています。このようなプラモデルは、はやぶさの構造を立体的に理解できるのが魅力。惜しくもイトカワの表面への投下には失敗してしまった探査機ミネルヴァなども付属しており、大人にとってもロマンをかきたてられるモデルです。
また、株式会社WiZは、来月12月に「はやぶさ君」のぬいぐるみ発売を予定しています。これはJAXA内の「はやぶさ君の航海日誌」に出てくるキャラクター「はやぶさ君」のぬいぐるみ化で、航海日誌を読んだ人にとっても、そうでない人でも、いっそう身近にはやぶさが感じられるようになるでしょう。
イトカワの模型まで!?
宇宙科学振興会のサイトでは、一風変わったグッズを販売。中でも異色なのは「小惑星イトカワ」の1/2000模型です。こちらには製作工程の紹介(PDFファイル)も掲載されていますが、実物の3Dデータを元に小惑星イトカワをハンドメイドで再現した、非常に完成度の高いものに仕上がっているようです。
今回の分析結果を受けて、世界初の小惑星からのサンプルリターンを達成した「はやぶさ」の偉業は、後世まで語り継がれることになりそうです。
はやぶさ帰還ブログのTwitterでは、プロフィール欄の「現在地」の項目が「ただいま!」から、別の文字に変わっています。ぜひ、ご自分の目で確かめてみてください。
- 「はやぶさ」地球へ帰還―今後の宇宙開発は?(2010/6/16)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/kaigi/?id=20100107 - 頑張れ、はやぶさ! 来月、最後の使命を果たす(2010/5/25)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/kaigi/?id=20100113 - 「はやぶさ」帰還まで1年―これからの日本の宇宙事業(2009/6/16)
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/kaigi/?id=20090218