きょういくじん会議
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宇宙に思いをはせて―プラネタリウムのススメ
kyoikujin
2011/1/24 掲載
バーチャル・プラネタリウム フルハイビジョンで愉しむ「全天88星座」の世界

 冬は空気がすんでいるため、一年を通して星が最もよく見える季節です。また冬の空には一等星やさまざまな色の星が多く見られるため、肉眼でも十分に星空の魅力を味わうことができます。とはいっても、実際に星を探すのはなかかなか大変ですね。そんなときに便利なのがプラネタリウム。最新のプラネタリウム事情を調べました。

日本科学未来館

 日本科学未来館では、全周を覆う広いスクリーンを使い、迫力満点の映像を見ることができるそうです。また日本初の超高精細3D映像が魅力の一つであり、より立体的に星空を鑑賞することができます。
 現在、同館では谷川俊太郎の詩とコラボレーションした作品「夜はやさしい〜Tender is The Night〜」を上映しています。この作品は世界各地の星空と、その土地で聞こえる音、そして谷川俊太郎の詩を通じて世界各地の夜を旅していくというもの。プラネタリウムといえば、星空解説といった認識を覆す作品ですね。異国の星空を眺めつつ、詩を聞くことで幻想的な世界を体験できそうです。

はまぎん こども宇宙科学館

 横浜にある「こども宇宙科学館」のプラネタリウムは2007年にリニューアル。日本初の30度の傾斜をもつドームとなっています。
 こちらでは小さな子ども向けに「ちびっこプラネタリウム番組」を上映しています。現在上映されているのが「ドラえもん宇宙ふしぎ大探検」。ドラえもんやのび太たちと宇宙について楽しく学べる内容になっているとのことです。また同時上映で、季節の星座の簡単な紹介と星にまつわる話を聞くことができるそうです。子どもになじみのあるキャラクターとのコラボレーションで小さな子どもでも飽きることなく宇宙に触れることができそうですね。

 いかがでしたでしょうか。
プラネタリウムというと、星空を解説してくれるものといったイメージがありますが、最近では型にとらわれない新しい動きが見られるようです。
 子どもの宇宙への興味を引き出す、あるいは宇宙を通して自分という存在に目を向けるきっかけとしてプラネタリウムを利用してはどうでしょうか。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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