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来春、AO入試が過去最多に―国公立大学入試概要
kyoikujin
2007/8/30 掲載

 29日の新聞各紙の報道によると、来春行われる国公立大学の入学試験で、AO入試を実施する大学が全体の4割近くになることが、文部科学省の発表した入試概要で明らかになったとのこと。
 さらに推薦入試を実施する大学も9割を超え、AO入試も含めて、これらの方式での募集定員は過去最高になった。

 アメリカ生まれのAO入試だが、AOとはアドミッション(ズ)・オフィスの略で、1990年に慶應大学の2つの学部の入試で初めて導入され話題となった。AO入試では書類審査や面接などで合否を決めるが、論文タイプや予備面接タイプなど大学によって実施方法も異なる。インサイトインターナショナルのサイトでは、この他にもアラカルト入試やユニーク入試などが紹介されており、最近の大学入試の多様化ぶりが伺える。

 最近では大学入試だけでなく、高校入試でも適性検査が行われるなど、ペーパーテストだけでなく面接などで入学者を選ぶ学校が増えている。神奈川県などの教員採用試験で、一定の条件を満たした受験者の筆記試験を免除することになったニュースも記憶に新しいが、今後、少子化や好景気の影響もあり学生や人材確保のため様々な試験が多様化することが予想される。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
2件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2007/8/31 9:15:50
    就職活動も同様ですが、今後ますますあの手この手の囲い込みが激しくなりそうですね。
    • 2
    • トンコツ
    • 2007/11/10 15:23:49
    僕もAO入試で大学受験しようかなぁ。
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