外国語、中学の指導語数は1200語に増―指導要領改訂案
小学校高学年での必修化に加え、中学校でも週1時間の時間増となる外国語(英語)。15日に公表された指導要領改訂案で、時間増に伴い、指導する単語数が現行の900語から1200語に増加することになった。また、聞く・話すことに重点が置かれていた現行から踏み込み、読む・書くも含めたいわゆる4技能を総合的に行う学習活動の充実が明記された。
すべての生徒に指導する語数(指導語数)とともに、現行の指導要領では共通語数(指導語数に含めて共通に指導する語数)が設定されていたが、今回の改訂案で共通語数については明記されなかった。
中学校学習指導要領における語数の変遷は以下のとおり。
S33年 | S44年 | S52年 | H元年 | H10年 | 改訂案 | |
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指導語数 | 1100〜1300語程度 | 950〜1100語 | 900〜1050語 | 〜1000語程度 | 〜900語程度 | 1200語程度 |
共通語数 | 520語 | 610語 | 490語 | 507語 | 100語 | なし |
今回の単語増を受け、教科書によっては1200語以上取り扱うものも出てくることが予想される。教員の負担増が気になるところだが、増加となった300語には小学校英語で習う単語も含まれるため、単語増がそのまま負担増になるわけではないのでは…との見方もあるようだ。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
4件あります。
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- 名無しさん
- 2008/2/20 20:51:06
文法はいいけど、せめて小学校で単語指導してほしいですね。 -
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- 名無しさん
- 2008/2/21 9:38:46
なんか他の教科の方向性に比べて新しいアプローチがなく、単なる詰め込み復活と言われてもしょうがない感じがします・・・。 -
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- 名無しさん
- 2008/8/22 15:01:41
1200語に増えるにあたり、具体的にはどのような単語があるのかが分かりません。具体的なリストなどはあるのでしょうか?ご存じの方がいらっしゃいましたら、教えてください。教科書の単語を拾い出してみましたが、700語くらいしかありません。 -
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- 名無しさん
- 2008/8/25 18:26:28
1200語の単語リストは特にないはずですが、教科書によっては1400語以上、取り扱うものも出てくるのでは…といううわさも聞きます。小学校の英語ノートで300〜500語扱っているらしいので、中学校の負担はそんなにないのでは…とも思いますが、どうなんでしょう。
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