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専修大学が合否判定ミスで944人を追加合格に
kyoikujin
2008/2/18 掲載

 専修大学は15日、「大学入試センター試験利用前期入学試験」の合格判定処理にミスがあったため、延べ944人を追加合格とすることを発表した。13日に発表された同試験の合格者に変更はないとのことだ。

 15日の産経新聞の記事は、「昨年のデータの一部を消去し忘れていたため、誤った判定結果が出た」と経緯を説明している。

 同大学の平成20年度の募集人数は全学部で約2300人だが、このうち363人を今回のセンター試験利用前期入試で募集していた。追加合格者は延べ人数のため全員入学するとは限らないものの、定員の2.6倍もの合格者が追加される計算であり、異例の事態と言えよう。

 結局、合格になったとはいえ、同大学の13日の合否を見てから、他方式の試験や他大学の受験を検討した受験者への影響は小さくない。大学の入試事務の負担は、センター試験を利用することで、ある程度軽減できるようになったと見られるが、人の人生を左右しかねない事柄だけに、負担を惜しまずに十分過ぎる確認が必要であることに変わりはないだろう。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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