愛知県犬山市が今年も全国学力テストに不参加
昨年の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)に国公立では唯一不参加だった愛知県犬山市の教育委員会は19日、委員5人による記名投票を行い、参加3、不参加2の結果で、4月22日に実施される予定の今年の同テストにも参加しない見込みになったと各紙が報じた。
犬山市教委は「競争原理の導入は犬山の教育理念にそぐわない」との理由で昨年の全国学力テストに参加しなかったが、昨年12月の市長選で、全国学力テストへの参加を訴えた田中志典市長が当選。その後、市長は教育委員2人の後任に参加派を選任、今年1月には瀬見井久教育長と丹羽俊夫委員長に辞任勧告をするなど、対立が続いていた。
市長は原則、教育委員の罷免権を持たない。しかし、4月から教育委員数の上限を撤廃する改正地方教育行政法が施行されるため、田中市長は現在5人の教育委員を増員し、参加派の委員を任命することで、賛成派による多数獲得を目指す意向と言われている。4月のテスト実施までに、まだまだ紆余曲折がありそうだ。
- 学びの学校づくり−犬山の子は犬山で育てる−(犬山市教育委員会)(PDF)
http://www.inuyama-aic.ed.jp/i-manabi.h.p/inuyumapuran/H19sesaku.pdf
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
賛成派の市長が当選したんだから、普通は民意は参加と言えますよね。
選挙の争点はそれだけじゃないにしろ。
反対派の自己満足、独りよがりにしか見えない。
全国一律に「同じテストを受ける。」そのことのほうが怖い気がします。
犬山市がんばれ!って、頑張っているのは教育委員だけで、市民は賛成派の市長を当選させてるんですけど。