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保幼小連携の事例集を公表―文部科学省・厚生労働省
kyoikujin
2009/3/25 掲載

 文部科学省と厚生労働省は19日、「保育所や幼稚園等と小学校における連携事例集PDF」を公表した。この事例集は、今年4月から施行される新保育所保育指針と幼稚園教育要領、また平成23年度から実施される小学校の新学習指導要領に、保幼小連携を推進する内容が盛り込まれたこともあって作成されたもので、保幼小連携、保小連携、幼小連携の3つの形態に分けて、11事例が紹介されている。

 小学校に入学した子どもたちが、保育所や幼稚園等から小学校への生活の変化にうまく適応できず、学習に集中できない、教師の話が聞けずに授業が成立しないなど、1年生で学級がうまく機能しない状況は、小1プロブレムとしてこれまでも問題視されてきた。

 遊びや直接的な体験を中心とした幼児期の教育と、知識を教えられて身につける教科の学習を中心とした小学校教育は、教育内容や指導方法が異なるが、本来は、幼児期の教育と義務教育で子どもの発達や学びは連続するもの。この事例集のような取り組みが全国で広がることにより、小1プロブレムのような状況が減少していくことに期待したい。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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