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ヒトES細胞の指針を改正―文部科学省
kyoikujin
2009/8/21 掲載

 文部科学省は18日、「ヒトES細胞の樹立及び使用に関する指針の改正について」の資料をホームページに掲載した。今回の改正で各種手続きの緩和がなされることになった。本日官報に交付され同日施行される。

 ヒトのES細胞の研究については、ES細胞がいわゆる「人の生命の萌芽」である胚を用いることから、研究を行う際の規定が指針により規定されている。

 今回具体的に緩和された手続きとしては、これまで使用計画の開始や変更にあたって倫理審査委員会の審査と国(文部科学省)の二重の審査を受けなければならかったところ、この改正で国へは届出のみでよいこととなった。

 また、これまでは「研究の再現性の確認」に絞って認められていた、加工したES細胞の他の機関への分配・譲渡についても制限が撤廃されるなどした。

 ES細胞はiPS細胞とならび再生医療研究には必要不可欠なものであり、今回の改正で研究がより推進されることを期待したい。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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