進学指導重点校の選定基準と目標を発表―都教委
8日、東京都教育委員会(都教委)は「進学指導重点校の選定基準と目標」を発表した。都教委はこれまでに都立高校7校を進学指導重点校として指定してきたが、今回の選定基準と目標は25年度からの指定にむけてのもの。
現在の進学指導重点校は、日比谷・西・国立(第1グループ)、八王子東・戸山(第2グループ)、青山・立川(第3グループ)の7校で、現役生の進学実績などから3つのグループに分けられている。
今回の新たな選定基準は第3グループの高校が最大限に生徒の学力を伸長させた場合に達成可能という観点から決定されたという。具体的には以下のとおり。
〔基準1〕センター試験結果(現役)
(1) 5教科7科目で受験する者の在籍者に占める割合
おおむね6割以上(おおむね200人以上の生徒が受験している状況)
(2) 難関国立大学等に合格可能な得点水準以上の者の受験者に占める割合
〔合格可能な得点水準は、年度ごとのセンター試験の難易度を勘案して定める。〕
おおむね1割以上〔基準2〕難関国立大学等現役合格者数
15人
〔算定根拠〕
8クラスの場合:在籍者320人⇒受験者192人(在籍者の6割以上)⇒合格可能な得点水準以上の得点者19人(受験者の1割)
なお、難関国立大学等とは、東大、一橋大、東工大、京大、国公立大医学部を指す。
また、今回は現在の指定校が現状に甘んじることがないよう、各校が独自に、上記のセンター試験および難関大学合格者数について目標を定めるものとした。
この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
1件あります。
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- orimotaki
- 2010/7/13 12:53:39
常々思うことだが、都立高がこのようなことに力を注ぐというのはいかがなものなのでしょうか。そんなに力入れて頑張らずとも、普通の生徒を普通に教育すればいいのではないかと。
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