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簡単操作でプログラム体験「プログラミン」公開―文科省
kyoikujin
2010/8/20 掲載

 文部科学省は19日、ドラッグ&ドロップなどの簡単なマウス操作だけで、コンピューターアニメーションのプログラミングを体験できる子ども向けサイト「プログラミン」を公開した。

 「プログラミン」では、あらかじめ用意されているイラストや背景画像、自作のイラストを画面に配置して、動きや音を指示するアイコンをドラッグ&ドロップで順番に割り当てることによって、簡単にアニメーションをプログラミングすることができ、作成したプログラムは保存が可能な上に、インターネットを通じて公開することが可能となっている。

 「プログラミン」という名称は、この動きや音を指示するためのアイコンに描かれたキャラクターのことで、「絵に命をふきこむ不思議な生物」として説明されている。プログラミンには28種類あり、例えば、イラストを右に動かす「ミギーン」、音を鳴らす「オンプン」、一連の動作を繰り返す「ズットン」、クリックしたら動作を始める「クリックン」など本格的なプログラムが可能であることが分かる(詳しくは「プログラミンのやくわり表(PDF)」に紹介されている)。

 トップ画面で「おてほんであそぶ」をクリックすると、「おてほんプログラム」として、基本的なプログラミンの使い方や、高度な「すごいおてほん」などのサンプルを見ることができる。昔から、プログラミングは「習うより慣れろ」と言われたものだが、もちろん、これらのおてほんがどのように動いているかを見ることができ、内容を書き換えて確かめることで仕組を理解する助けにもなるだろう。

 プログラミンには、変数や条件分岐など高度な制御までは用意されていないものの、イラストや音声は「いきもの」「のりもの」など100種以上が用意されているので難しいこと抜きで触れることができ、工夫次第でいくらでも高度なプログラムに挑戦できる可能性がある。「子ども向けサイト」とくくれないほどの奥深さを、ぜひ体験してほしい。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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