- 先生のための『ほめ言葉手帳』
- 教師力・仕事術
絶賛発売中である「ほめ言葉手帳」!
前回の記事では、前年度の『ほめ言葉手帳』をもとに、使い方のレポートをお伝えしました!今回は監修者でいらっしゃる菊池省三先生に、2021年度版の手帳に込めた思いや、これから手帳を活用される先生方へのメッセージなどをお聞きしました。
毎年のことですが、やはりうれしいですね。「今年もよろしく」と言ってしまいそうな感じです。菊池道場広島支部の先生方のおかげでもあります。掲載する価値語を毎年変えることができるということは、新しい実践が常に行われているということでもあると思います。手帳を手にして、携わっていただいた多くの方の進化し続ける実践の重みも感じますね。
今もですが…メモはよくした方です。「メモは、後で自分が分かればいい」という考え方に立って、あれこれメモをしまくっていました。
子どもの事実が中心でしたが、「あっ、これ使えるな」「おっ、これはおもしろい」と街中でも教材を探しては、ポケットからメモ帳を出してメモしていました。
私は、昨年から「10割ほめる」という目標を立てています。「なるべくほめよう」ではなく、「10割ほめる」です。
そのために、「ほめる」ことができる明るく元気な体を意識しています。その上に、美点凝視の力を磨き、「ほめる」ための布石を丁寧に打ち、ほめ言葉をかけてあげようと思っています。「いいんだよ」「ありがとう」がその代表かもしれません。
大変でした。大きく予定が変わりました。先生方も大変だったと思います。でも、「ピンチはチャンス」という言葉があるように、今までできなかった学びもじっくりできたというメリットもありました。
人生の中で本を一番よく読めた時期だったかもしれません。今までの実践をふり返る時間にもなりました。
『ほめ言葉手帳』を手にしていただき、本当にありがとうございます。子どもたちと一緒に学ばせていただいている気持ちになります。
今年も全国を飛び回ります。どこかでお会いできるかもしれません。気軽にお声をかけてください。子どもたちの笑顔について語り合いましょう。温かい教室について語り合いましょう。ほめ言葉が似合う先生方と、今年もそのような機会があることをうれしく思っています。