リトミックで音楽授業!(12・最終回)
わらべうたで多様な工夫を生み出しましょう
2014/5/10 掲載
- リトミックで音楽授業!
- 音楽
「あんたがたどこさ」を歌いながら動く
- 対象
- 小学校低学年から
- 学べる要素
- 拍の流れ、問いと答え、フレーズ
「童謡」は子どものために作詞作曲された歌です。それに対して「わらべうた」は子どもたちの遊びなどの中から生まれた歌です。歌いやすさや親しみやすさという点でわらべうたは抜群の魅力があります。歌いやすく楽しいわらべうたを教材として、音楽を形づくっている要素を生かしたさまざまな工夫ができます。
『リトミックでつくる楽しい音楽授業』付属DVDより
(クリックすると映像がストリーミング再生されます。)
※上の映像をクリックしても再生できない場合はこちらの映像をお試しください。
映像の「あんたがたどこさ」は毬をついて遊ぶことで知られています。
- 歌いながらボールをつくのは、拍の流れにのって音楽を楽しむ力が身に付きます。
- 映像にあるように「あんたがたどこさ?」「ひごさ」「ひごどこさ?」と複数で歌うことで音楽を特徴付けている問いと答えを実感できます。
- 映像では、膝で「あんたがった」を、クラップで「さ」を叩き、グループで楽しんでいます。心の中で楽しく歌いながら、「さ」で終わるフレーズを意識することができます。
児童が歌詞を見ないで歌えるようになってから、いろいろな工夫を取り入れることで、音楽を形づくっている要素を楽しく聴き取り感じ取ることができます。
リトミックってなぁに?
リトミックとは、スイスの作曲家エミール・ジャック=ダルクローズ(1865-1950)の創案した音楽教育法です。
音を聴き、感じ、身体から音楽を理解し、さらに音楽を通して心身ともに情緒豊かな人間を育てること、身体全体からわき出てくるような喜び、うれしさ、楽しさを奏で、そこから音楽を創ること、表現することの素晴らしさを体験し、音楽の感性を高めます。
(構成:木村)
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