子どもが進んで動き出す!給食・掃除のシステム&アイデア(3)
掃除分担表は子どもの発達段階に応じて
掃除の分担を示すために教室に掲示する掃除分担表。
ポイントは、「だれが、どこを掃除するのかを明確に示す」という1点に尽きます。
ただし、発達(学年)段階によって、どれぐらいまで書けば「明確に示す」ことになるのかは違うのです。
低学年では、持ち場を班ごとに示すだけでなく、下の例のように、担当一人ひとりの名前まで明記する欄を設けた方がよいでしょう。
このように、個人レベルで分担を示すことによって、「何をすればいいのかわからない」という子どもがいなくなります。
学年が上がると特別教室、トイレなども分担に入ってきます。
中学年になると、下の例のように、持ち場とおおよその担当を示す程度に簡略化します。
高学年になると、さらに簡略化して、班ごとの持ち場だけ示し、分担は自分たちで決めさせます。
以上のように、子どもの発達段階に応じて形式を決めていきます。
ただし、高学年であっても、細かい分担を示さなければ子どもが動くことができない学級もあるはずです。そういった学級では、班ごとの持ち場を示すだけではうまくいかないので、実態に応じた修正が必要です。
下の例は、そういった高学年の学級の分担表の一部で、右端に担当者の名前を記入します。