研究会情報
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【この研究会は終了済です】
WISC-Vの結果を学校現場で活かす−検査結果の解釈と支援−(前半)
開催地域
オンライン
日程
2025/2/9(※要申込:2025/2/7まで)
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
大六 一志 先生(日本臨床発達心理士会茨城支部 支部長)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/授業全般/学級経営

この研修会は、生ライブ配信のみでの開催です。

特別支援教育士(SENS/SENS-SV)資格更新ポイント対象セミナー
※特別支援教育士(SENS/SENS-SV)有資格者は、本セミナー(生ライブ配信)を受講されると更新ポイントが認められます。

<講師からのメッセージ>
WISCは、学齢児(5〜16歳)に使用される代表的な知能検査であり、世界中で使われています。知的能力の個人内差(得意不得意)の特徴を把握できることから、知的障害、発達障害のアセスメントに広く活用されています。米国では2014年より改訂版WISC-Vが使用されており、日本でも2022年2月に刊行されました。WISC-Vの結果の解釈においては、全検査IQ(FSIQ)、および、言語理解(VCI)、視空間(VSI)、流動性推理(FRI)、ワーキングメモリー(WMI)、処理速度(PSI)という5つの主要指標が中心になります。また、これらの解釈を補足するものとして、5つの補助指標があります。

知能検査というと数値が注目されがちですが、実際にはWISCの数値だけでは正しい解釈にたどりつけないことが多く、他検査の結果、および行動観察や背景情報も収集することが不可欠です。また、本来アセスメントというものは、問題(主訴)の原因および対応を明らかにするのが目的であり、WISC-Vも例外ではありません。得点が高いとか低いとかいうことを報告したり、それを教科書通りの何パターンかの解釈に置き換えたりするだけでは、WISC-Vを活用したとは言えないのです。

WISC-Vを活用するためには、得点が意味することを他検査の結果や行動観察、背景情報に照らして正確に読み取るとともに、各種能力のメカニズムや、その日常生活との関係、多くの支援法や補償法を知っている必要があるのです。 そこで、このセミナーでは、FSIQおよび主要指標を中心に、典型的な解釈とそのメカニズム、日常での現れ、支援法・補償法をパッケージ化してお伝えしようと考えています。

【ごあんない】
@このセミナーは、3/1(土)午前のセミナーと併せて受講してください。
A[参加制限について] 研修会主催者の責務として、すべての参加者の安全と安心を担保するため、担当講師とも話し合い、研修会開始時に安全のためのルールを提示し、全員がそれに則って進めることにします。それでも、安全と安心が担保できないと判断された場合(開催当日の進行中も含めて)は、当該参加者の研修会への参加を認めない対応を取ります。

<担当講師>
大六 一志 先生(日本臨床発達心理士会茨城支部 支部長)

▼講師プロフィール
博士(心理学)。公認心理師。臨床心理士。臨床発達心理士。特別支援教育士スーパーバイザー。東京大学大学院人文科学研究科博士課程心理学専攻修了。東京大学大学院助手、武蔵野女子大学人間関係学部講師、助教授、筑波大学人間系講師、准教授、教授を経て、2016年3月退職。WISC-IV、WISC-V、WAIS-III、WAIS-IV、WPPSI-IIIでは日本版刊行委員を務める。各地で健診委員、巡回相談員、特別支援教育アドバイザー、顧問等。著書・論文多数。

内容や申込方法などの詳細はこちらをご確認ください。
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