LDと思われている子どもたち−FSIQ70〜90の子どもたちへの教育支援−
- 開催地域
- オンライン
- 日程
- 2025/3/30(※要申込:3/28まで)
- 主催
- 神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
- 講師
- 講師・コメンテーター:岡田 俊(奈良県立医科大学精神医学講座 教授)
話題提供者:笹原直子(神奈川LD協会 相談室 理事・学習支援担当)
解説者:遠藤 愛(文教大学人間科学部臨床心理学科 准教授) - 参加対象
- 幼児・保育/小学校/中学校
- ジャンル
- 特別支援教育/授業全般/学級経営
会場
- 名称
- Zoom
神奈川LD協会 春シンポ3/30(日)PM LDと思われている子どもたち−FSIQ70〜90の子どもたちへの教育支援−
学習の定着が困難な児童生徒の中にいる一部の子どもたちをLDだからと括り、必要な支援を一方向的に捉えてICTを活用すれば有用な教育支援につながると期待されている先生方が散見されます。今回、学校でLDと思われていたFSIQ70-90の子どもたちに必要な支援とは何か?についてシンポジウムを企画しました。前半の基調講演では、LDや境界知能について改めて理解を確認し、該当の児童生徒への支援で大切なことな何か?について考えていきたいと思います。後半のシンポジウムでは、LDの疑いが指摘されていた小学生の指導実践について紹介をしながら、その子に適した支援とは一体なにか?について考えてみます。合理的配慮の義務化によって、LD(学習障害)と思われているFSIQ70-90の子どもたちの教育支援はどの学校においても、まったなしで実施していくことが求められ、個別の支援ニーズに応じた適切な教育の提供が急務となっています。学習の習得に困難さがあるという理由で「LDで片づけていいのか?」子どもの一生の中での「学校生活はいったい何を大切にしていくべきなのか?」について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
●はじめに「企画趣旨説明」
LD(学習障害)と言われて来所する子どもたち。実は、厳密に言うとLDではなく境界知能(軽度の知的障害の範囲)である場合や、ASD(自閉スペクトラム症候群)の特性が大きく影響している場合が多く、その子どもたちや保護者が学校や支援機関でアドバイスされる内容に戸惑うことも多い。子どもたちの声にならない心の叫びや保護者の困惑している声を聞いている中で、専門家・支援者の方たちが考えるLDに対する解釈の違いについて認識の共通化を図った方がよいと考え、また学校で出来る支援は何かを考える必要があると考え、今回のシンポジウムを企画しました。
企画者・司会:山内信重(神奈川LD協会 常務理事・統括責任者)
●基調講演「境界線知能であることと生きづらさ」
LD(学習障害)と思われている児童生徒の中に、境界知能や軽度知的障害の子どもたちが一定数存在する。今回、改めて境界知能の定義とその周辺情報の解説を行い、該当する子どもたちのこころの育ちを中心にこれからの長い人生のために必要な支えについて、解説を行う。
講師:岡田 俊(奈良県立医科大学精神医学講座 教授)
<講師プロフィール>
岡田 俊先生:大阪府生まれ。京都大学医学部卒業後、同大学医学部附属病院精神科神経科入局。その後、光愛病院、京都大学、名古屋大学を経て、2020年4月より国立精神・神経医療研究 センター 精神保健研究所知的・発達障害研究部部長。2023年11月より現職。専門は児童精神医学。著書は『親の疑問に答える子どものこころの薬ガイド』(日本評論社)ほか。
●指導実践シンポジウム 話題提供&ディスカッション ケース1「学習が定着しない中学年のケース」
話題提供者: 笹原直子(神奈川LD協会 相談室 理事・学習支援担当)
解説者:遠藤 愛(文教大学人間科学部臨床心理学科 准教授)
コメンテーター:岡田 俊(奈良県立医科大学医学部精神医学講座 教授)
司会:山内信重(神奈川LD協会 常務理事・統括責任者)
<話題提供者プロフィール>
笹原直子先生:神奈川県横浜市出身。長年にわたり、公立小学校通常学級、特別支援学級、通級指導教室を担当する。教諭として日々の指導支援に携わっている間に、特別支援教育コーディネーター・児童支援専任教諭を併任。発達障害のみならずさまざまな課題のある児童生徒の支援がライフワークとなる。2019年4月より現職。
<解説者プロフィール>
遠藤 愛先生:東京都八王子市出身。立教大学大学院現代心理学研究科博士後期課程満期退学。星美学園短期大学幼児保育学科講師・准教授を経て、2023年4月より現職。心理学修士。専門は、応用行動分析学、幼稚園・保育所・学校におけるコンサルテーションによる支援。現職の傍ら、臨床心理士・公認心理師として、神奈川LD協会の土曜担当心理士、東京都や埼玉県内の幼稚園・保育所、小・中学校での巡回相談を行う。研究分野は、発達支援にかかわる対人援助職を対象としたスタッフトレーニング。主な著書は『カンファレンスで深まる・作れる―配慮を要する
子どものための個別の保育・指導計画―』(学苑社 2018年)(共著)、『特別支援学校 教育実習ガイドブック』(学苑社 2022年)(編著)など。
●指導実践シンポジウム 話題提供&ディスカッション ケース2「苦手な学習課題から逃げ出す低学年のケース」
話題提供者: 笹原直子(神奈川LD協会 相談室 理事・学習支援担当)
解説者: 遠藤 愛(文教大学人間科学部臨床心理学科 准教授)
コメンテーター:岡田 俊(奈良県立医科大学医学部精神医学講座 教授)
司会:山内信重(神奈川LD協会 常務理事・統括責任者)
<司会者プロフィール>
山内信重:千葉県船橋市出身。筑波大学大学院障害児教育専攻修了。ウプサラ大学大学院国際小児保健学コース修了。日本障害者リハビリテーション協会企画研究担当専門職、厚生省障害保健福祉研究リサーチレジデント、エジプト社会保険・社会問題省障害者施策専門官(JICA専門家)を経て2003年2月より現職。専門は、特別支援教育・保育、国際小児保健学、発達障害支援。主な著書は『通常学級における特別支援教育推進のための学校改善』(学苑社 2024年)(共著)など。
内容や申込方法などの詳細はこちらをご確認ください。
https://form.dr-seminar.jp/lps/asgzdk/kanagawald_spring2025_ld_symposium
学習の定着が困難な児童生徒の中にいる一部の子どもたちをLDだからと括り、必要な支援を一方向的に捉えてICTを活用すれば有用な教育支援につながると期待されている先生方が散見されます。今回、学校でLDと思われていたFSIQ70-90の子どもたちに必要な支援とは何か?についてシンポジウムを企画しました。前半の基調講演では、LDや境界知能について改めて理解を確認し、該当の児童生徒への支援で大切なことな何か?について考えていきたいと思います。後半のシンポジウムでは、LDの疑いが指摘されていた小学生の指導実践について紹介をしながら、その子に適した支援とは一体なにか?について考えてみます。合理的配慮の義務化によって、LD(学習障害)と思われているFSIQ70-90の子どもたちの教育支援はどの学校においても、まったなしで実施していくことが求められ、個別の支援ニーズに応じた適切な教育の提供が急務となっています。学習の習得に困難さがあるという理由で「LDで片づけていいのか?」子どもの一生の中での「学校生活はいったい何を大切にしていくべきなのか?」について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
●はじめに「企画趣旨説明」
LD(学習障害)と言われて来所する子どもたち。実は、厳密に言うとLDではなく境界知能(軽度の知的障害の範囲)である場合や、ASD(自閉スペクトラム症候群)の特性が大きく影響している場合が多く、その子どもたちや保護者が学校や支援機関でアドバイスされる内容に戸惑うことも多い。子どもたちの声にならない心の叫びや保護者の困惑している声を聞いている中で、専門家・支援者の方たちが考えるLDに対する解釈の違いについて認識の共通化を図った方がよいと考え、また学校で出来る支援は何かを考える必要があると考え、今回のシンポジウムを企画しました。
企画者・司会:山内信重(神奈川LD協会 常務理事・統括責任者)
●基調講演「境界線知能であることと生きづらさ」
LD(学習障害)と思われている児童生徒の中に、境界知能や軽度知的障害の子どもたちが一定数存在する。今回、改めて境界知能の定義とその周辺情報の解説を行い、該当する子どもたちのこころの育ちを中心にこれからの長い人生のために必要な支えについて、解説を行う。
講師:岡田 俊(奈良県立医科大学精神医学講座 教授)
<講師プロフィール>
岡田 俊先生:大阪府生まれ。京都大学医学部卒業後、同大学医学部附属病院精神科神経科入局。その後、光愛病院、京都大学、名古屋大学を経て、2020年4月より国立精神・神経医療研究 センター 精神保健研究所知的・発達障害研究部部長。2023年11月より現職。専門は児童精神医学。著書は『親の疑問に答える子どものこころの薬ガイド』(日本評論社)ほか。
●指導実践シンポジウム 話題提供&ディスカッション ケース1「学習が定着しない中学年のケース」
話題提供者: 笹原直子(神奈川LD協会 相談室 理事・学習支援担当)
解説者:遠藤 愛(文教大学人間科学部臨床心理学科 准教授)
コメンテーター:岡田 俊(奈良県立医科大学医学部精神医学講座 教授)
司会:山内信重(神奈川LD協会 常務理事・統括責任者)
<話題提供者プロフィール>
笹原直子先生:神奈川県横浜市出身。長年にわたり、公立小学校通常学級、特別支援学級、通級指導教室を担当する。教諭として日々の指導支援に携わっている間に、特別支援教育コーディネーター・児童支援専任教諭を併任。発達障害のみならずさまざまな課題のある児童生徒の支援がライフワークとなる。2019年4月より現職。
<解説者プロフィール>
遠藤 愛先生:東京都八王子市出身。立教大学大学院現代心理学研究科博士後期課程満期退学。星美学園短期大学幼児保育学科講師・准教授を経て、2023年4月より現職。心理学修士。専門は、応用行動分析学、幼稚園・保育所・学校におけるコンサルテーションによる支援。現職の傍ら、臨床心理士・公認心理師として、神奈川LD協会の土曜担当心理士、東京都や埼玉県内の幼稚園・保育所、小・中学校での巡回相談を行う。研究分野は、発達支援にかかわる対人援助職を対象としたスタッフトレーニング。主な著書は『カンファレンスで深まる・作れる―配慮を要する
子どものための個別の保育・指導計画―』(学苑社 2018年)(共著)、『特別支援学校 教育実習ガイドブック』(学苑社 2022年)(編著)など。
●指導実践シンポジウム 話題提供&ディスカッション ケース2「苦手な学習課題から逃げ出す低学年のケース」
話題提供者: 笹原直子(神奈川LD協会 相談室 理事・学習支援担当)
解説者: 遠藤 愛(文教大学人間科学部臨床心理学科 准教授)
コメンテーター:岡田 俊(奈良県立医科大学医学部精神医学講座 教授)
司会:山内信重(神奈川LD協会 常務理事・統括責任者)
<司会者プロフィール>
山内信重:千葉県船橋市出身。筑波大学大学院障害児教育専攻修了。ウプサラ大学大学院国際小児保健学コース修了。日本障害者リハビリテーション協会企画研究担当専門職、厚生省障害保健福祉研究リサーチレジデント、エジプト社会保険・社会問題省障害者施策専門官(JICA専門家)を経て2003年2月より現職。専門は、特別支援教育・保育、国際小児保健学、発達障害支援。主な著書は『通常学級における特別支援教育推進のための学校改善』(学苑社 2024年)(共著)など。
内容や申込方法などの詳細はこちらをご確認ください。
https://form.dr-seminar.jp/lps/asgzdk/kanagawald_spring2025_ld_symposium
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