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先日、ある小学校の道徳授業を参観に行きました。絵本を使った授業で、子どもたちが登場人物の心情を追いながら、様々な発言をしていました。最後には、自分自身の生活体験を語り、とても温かい雰囲気の授業でした。
このような、教材をもとに道徳的心情に迫っていく授業は、全国各地でもっとも行われている基本スタイルかもしれません。「考える道徳」、「議論する道徳」への転換が求められている今、このような授業スタイルをどう生かし、発展させていけばよいのでしょうか。
そこで、『道徳教育』2016年9月号「『心情を追求する授業スタイル』の奥深さを考える」では、広く行われている道徳授業の良さやポイントを、様々な角度から考え直す特集を行いました。
「誌上討論/『心情を追求する授業スタイル』について考える」では、「心情を追求する授業スタイル」を今後どのように考えていけばよいのか、3名の先生にご意見をいただきました。三者三様のお考えは、非常に興味深く、必読です。3名の先生方の論文を読んだ現場の先生の生の声も、合わせて読んでいただきたいです。
「ゼロからわかる『心情を追求する授業スタイル』の押さえどころ」では、心情を追求する授業スタイルの基本を解説。また、「子どもの心に必ず届く道徳教材と決め発問」では、「心情を追求する授業スタイル」で、子どもの心に深く響いた教材と発問をご紹介いただきました。
また、若手向け特集「道徳授業名人に聞く 若手時代の悩みと克服法」では、道徳授業を長年行われてきた先生方に、若手時代の悩みと克服法をご紹介いただきました。「あの先生も、こんな悩みを抱えていたのか…」と、若手にも勇気がわく内容です!
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